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白川郷2013

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  今年の5月にライダーを引退した私は、今回の秋季1泊ツーリングにはマイカーで参加させていただくことに当初からお願いしていました。  今年の夏は例年にない猛暑が続き、10月に入ってもしばらく夏日が続くほどの厳しい残暑で、台風も多数発生しました。ここ和歌山は、お陰さまで台風の直撃はなく大きな被害は出なかったものの、先日の台風26号では「伊豆大島」で大規模な土石流の災害により23人もの尊い命が犠牲となり、現在も26人の安否が確認されていない状況です。  その台風26号も16日(水)には東に去り、この週末の1泊ツーリングは台風一過で快晴だろうと天気の心配は全くしていませんでした。ところがどうでしょう。週間天気予報の週末の晴れマークが一変し、傘マークがついているではありませんか。私は最初からマイカーでの参加だから雨の問題はありませんが、バイクでの雨中ロングツーリングはちょっと問題です。 ALBUM (2013年10月19日~20日)   今回の秋季1泊ツーリングは、バイク参加者が2名と少なく、良いほうに考えれば小回りのきくツーリングではありますが、雨は気乗りがしないでしょう。一応当日の出発時(午前5時)まで様子を見ることにしましたが、雨は一向に止む気配がありません。私とM.N氏は私のマイカーで行くことにしていたのですが、結局雨のため、参加者4名全員が私のマイカーに便乗?して行くことに相成りました。結果的にこの方が楽しい旅ができるかも…。 2013年10月19日(土)雨のちくもり  予定2日前の週間天気予報でのことでした。なんということでしょう!前日まで続いた好天が…週末に大きく崩れるなんて!それも、日曜日の午前中まで残るとは…。そんな予報は聞きたくありません!出発前日の夜まで、いや…出発間際までどうしてもあきらめ切れませんでした。  以上の文は2年前の「しらびそ高原ドライブ」レポートの冒頭そのままですが、今回も全く同じ状況なので、そのまま同じ文言を使わせていただきます。  午前5時30分にM.N氏とO氏を乗せて私宅でN氏を拾い、阪和自動車は和歌山北ICから一路「白川郷」を目指して出発しました。まずは岸和田SAで朝食休憩を取った後、第二京阪から京滋バイパスへ、次に名神自動車道へと車を走らせて、「しらびそ高原」の時と同様に草津PAでトイレ休憩...

鷲羽山2013

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【もくじ】 9/20> 和歌山~鷲羽山~鴻ノ池SA 9/21> 倉敷美観地区~後楽園~瀬戸SA 9/22> 小豆島(寒霞渓~二十四の瞳映画村)~神戸港~和歌山   今回は、夏季休暇を利用しての車中泊の旅を計画しました。旅先は以前バイクツーリングでの計画を残念した「鷲羽山」です。目的は、鷲羽山山頂からの瀬戸大橋とその夕景を撮影するためです。ちょうど夕陽の撮影には絶好の季節ですし、連休中のお天気も良い予報だったので、このベストコンディションを逃してはならないと思いました。車中泊だと時間に縛られることがないので、目的達成率が非常に高くなりストレスの少ない満足のいく気ままな旅ができます。 ALBUM (2013年9月20日~22日) ~岡山・小豆島へ車中泊の旅~ 2013年9月20日(金) 晴れ  夕刻前に現地入りし、早速撮影の準備に取り掛かりました。本日は金曜日の平日とあって人影もまばらで、撮影場所を自由に選択できました。  ここは瀬戸大橋を望む展望スポットとして車で簡単に登ってくることができ、また無料駐車場も完備されている最高の場所です。  ここで鷲羽山の散策と瀬戸大橋の眺望を楽しみながら、今回の旅の目的の「瀬戸の夕景」の撮影時刻の訪れるのを待ちました。そして、午後5時35分頃から太陽はゆっくりと西に沈み始め、海面が紅く染まってきました。  最高の撮影コンディションに恵まれて、瀬戸大橋の素晴らしい眺望とともに絶景の夕陽をカメラに収めることができました。最高の気分です。  こんなに素晴らしい夕陽が撮影できたのも、時間に縛られることのない車中泊だからこそです。これがホテルのチェックイン等を気にする旅ではあわただしくて、この時間にこの場に居ることが難しくなってしまいます。時間を気にすることなく思う存分撮影することができたので、本当に最高の気分です。車中泊万歳!!  そして、満足感を胸一杯に、ここから一番近い瀬戸中央自動車道の鴻ノ池SAを宿泊地と決めて鷲羽山をあとにしました。  昨日が「中秋の名月」とあって、鴻ノ池SAには満月が迎えてくれました。夜はとっても気持のよい気温で最高の車中泊を過ごすことができ、朝までぐっすり熟睡することができました。 2013年9...

西穂高岳独標2013

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【もくじ】 8/1> 和歌山~建治旅館 8/2> 新穂高ロープウェイ~独標~新平湯温泉 8/3> 新平湯温泉~和歌山   今年も トレッキング に行きたいと思いながら、なかなか予定が合わず機会を逃していましたが、今回、ついに夏山に登る日程を確保できました。それも、以前から乗ってみたいと思っていた「新穂高ロープウェイ」を利用しての西穂高岳独標への登山を計画したのです。予定の1週間前に新平湯温泉で2軒の旅館を予約できたことを切っ掛けに、とんとん拍子に計画を組むことができました。登山の相棒W氏と一緒なので、なにも心配ありません。 ALBUM (2013年8月1日~3日) 2013年8月1日(木) 晴れ  午前9時にW氏宅を出発し、高速道路を利用して高山西ICから本日宿泊予約をしている「建治(こんじ)旅館」に到着したのが午後5時30分頃でした。あちこちのPAに立ち寄りながらきたので、ゆっくりの到着となりました。  建治旅館は7部屋のみのアットホームな旅館で、奥飛騨のゆっくりと時間が流れる温泉郷での食事と入浴は、最高のひとときを演出してくれます。  中でも、別室の個室でいただく夕食での飛騨牛のすき焼きは、どこにもない最高の味でした。美味しい飛騨牛がメインの夕食に舌鼓を打ち、それに地酒「やんちゃ生」にホロ酔いし、最高の夕べを過ごすことができました。 2013年8月2日(金) くもり時々晴れ  いつものように午前5時に起床して露天風呂に行ったところ、小雨がぱらついていたので、入浴は早い目に切り上げてケータイで今日の天気予報を調べてみたところ、高山はくもりと出ていました。  その他周辺は晴れとなっていることから、まず大丈夫だろうと心では西穂高岳への登頂を決行したいと思いました。  午前8時の朝食を済ませて満腹感を得たところで、荷物をまとめてチェックアウトしました。外に出ると玄関ではお見送りのお姉さんが記念写真を撮ってくれました。そして、私たちの車が見えなくなるまで手を振って見送ってくれたのでした。感動!また訪れてみたい旅館です。  車はおよそ30分で「鍋平高原駐車場」に到着しました。ここからは新穂高ロープウェイに乗って山頂の「西穂高口駅」へと向かいます。  西穂高口駅では登山者名簿に記入した後、まずは西穂山荘を目...

東京はとバス2013

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  定年退職の記念にと二泊三日による「東京旅行」の計画を立てました。新幹線を利用して東京駅まで行き、その日は都庁のツインビルを観光してホテルに直行します。翌日は「はとバス」を利用して「東京スカイツリー(R)天望デッキと二大ブリッジ」の観光を楽しみます。そして、3日目の最終日は山手線にて池袋駅で下車し「サンシャイン60」を観光しては、再び東京駅から新幹線にて帰路に着きました。 ALBUM (2013年2月28日~3月2日) 2013年2月28日(木) 晴れ  夫婦で新幹線を利用して東京に行く旅は初めてで、個人的にも記憶はありません。なんだか、まるで子どもに戻ったようなわくわくした気分で胸の高鳴りを覚えます。  東京駅に到着は正午12時過ぎでした。東京駅はとてもきれいにリニューアルされ、多数の観光客が記念写真を撮っていました。私たちも東京駅をバックに記念写真をと同じ旅行者のおばさまに撮っていただきました。そんな光景が周りに渦巻いている状態でした。  記念撮影後、昼食を済ませるために南口の三菱電機本社ビル地下にある「仙台下駄や」というお寿司やさんに入りました。ちょうど会社のお昼休みと重なったためか、スーツ姿の会社員風の方々で一杯でした。でも、回転が早いためかすぐに席に案内され、ゆっくり食事ができたので、良かったです。美味しい「にぎり」で満腹になりました。  昼食後は、再び東京駅から新宿駅で下車し東京都庁の見学に行きました。早速、エレベーターで地上202mの展望室へと向かいました。この日は天気も良く、北東方面には東京スカイツリーも見えました。初日はここでゆっくりして、夕方早くに予約している「メルキュールホテル銀座東京」に向かいました。  ホテルは、東京駅から徒歩で20分程度でしたので、途中駅前の喫茶店で休憩した後、がんばって歩いて行きました。歩いている途中に夕食場所を通りの中華料理店「天龍」と決めて、ホテルにチェックインしたのでした。  チェックイン後しばらく休憩し、午後6時過ぎに中華料理店「天龍」へと夕食に向かいました。ここのおすすめメニューは餃子で、なんとその大きさは普通の餃子の3倍はあります。すごい食べ応えで味も上々、焼きそばと野菜炒めで満腹になりました。  夕食後は夜の銀座を散策してホテルに戻り、明日の早朝、東京駅午前7時...

堺市散策2013

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  冬の旅は電車 & ウィークによる「安近短」の散策が一番楽しいです。この日も冬晴れの1日を利用して自転車産業で有名な大阪府は堺市の散策を楽しみました。 ALBUM 2013年2月3日(日) 晴れ時々曇り  JR阪和線の上野芝駅で下車して履中天皇陵(石津ヶ丘古墳)沿いを歩き、大仙公園に向かいます。  この辺りは百舌鳥古墳群で世界文化遺産の登録を目指しているらしい。履中天皇陵古墳沿いを北へと進むと、今度は七観音古墳の前に出ます。ここから大仙公園内を通り抜けて「自転車博物館サイクルセンター」に行ってみたいと思います。  ここ堺市は自転車産業でも有名で、自転車パーツメーカーとしては世界最大の「株式会社シマノ 」があります。大仙公園を通り抜けて歩くことおよそ15分で、自転車の歴史が分かる「自転車博物館サイクルセンター」に着きました。  自転車博物館サイクルセンターは、鉄砲鍛冶の知恵・技から生まれた堺の自転車産業の歴史がわかる日本唯一の自転車博物館で、世界最古の木製自転車から最新のオリンピック出場車まで展示されていて、触って遊びながら構造・仕組みを学ぶことができるので、自転車に興味を示す小学生の年頃の子どもさんと一緒に来られるとよいと思います。  入ってまず最初に展示されていたのは、1936年(昭和11年)8月の皇太子殿下御献上記念自転車です。他にも皇太子殿下御成婚献上車として男性用と女性用の2台が展示されています。今も当時のままに保存されているのには驚きました。  それから2階フロアーには自転車の歴史を伝える映画や、世界各地から収集した最古の木製自転車をはじめ、時代とともに自転車の歴史が分かる数々の自転車が展示されています。  続いて3階フロアーには、世界一周をした冒険家たちの自転車やブレーキや変速機などの構造を学べる展示品が並べられています。また、写真にはありませんが、ハンドルに取り付けられたレバー操作ひとつでサドルの高さが調整でき停止時の足付が楽にできる機構を乗って試せる自転車も展示されています。しかし、どういうわけか知りませんが、未だ商品化はされていないそうです。  最後に、1階フロアーの収納庫に行ってみると、展示しきれなかった数多くの歴史を感じる自転車が所狭しと収納されていました。  さらには、アメリカ横断...

大阪・空掘~梅田2013

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  1月も最後の日曜日。天気予報では、寒いけどとっても良い天気に恵まれる様子。家でじっとしていてもしようがないので、電車 & ウォークで大阪まで行ってみました。 ALBUM 2013年1月27日(日) 晴れ時々曇り  まずは、天王寺駅で下車してすぐの、現在建設中の「あべのハルカス」を見に行きました。2014年春グランドオープンする予定で、完成すれば地上60階、高さ300mの超高層ビルとなり、横浜ランドマークタワー(高さ296m)を抜いて日本一の高さになるそうです。 「あべのハルカス」は、2014年3月7日から全面開業しています。  天王寺駅を下車してすぐなので、またいつでも簡単にアクセスできることから、完成を楽しみにしています。  そんな「あべのハルカス」をカメラに収めて西へと歩き、天王寺駅近くの「あべのキューズモール」でガイドブックを購入し、それに掲載されていた「ぶらり歴史散歩」と題して「戦火に逃れた古い町並みと人情味あふれる商店街を歩く」との触れ込みで空堀商店街が紹介されているのを見て、早速行ってみることにしました。  空堀商店街は市営地下鉄谷町線の「谷町六丁目」で下車してすぐのところにあります。西へと長く続く商店街のアーケードですが、ここでもご多聞に洩れず、シャッターを閉じている店が多数見られます。この大阪の大都会でも、商店街は見放されようとしているのですから、小さな市での小売店の商売はなおさら厳しいことでしょう。  アーケードの奥へと進み行くと、昔ながらの店が軒を連ねています。何とか忘れ去られまいとする店も何軒かあるにはありますが、ちょっと寂しい感じは否めません。商店街はここでも人の流れが変わりつつあり、時代の流れを感じざるを得ません。  空堀商店街を抜けて北の通りへ行くと、古い建物が多数残っています。なるほど、ガイドブックに掲載されているのは、ここだったのか。  この界隈は戦災を免れており、戦前と変わらぬ町並みがそのまま残る箇所が点在しているとのこと。そのとおり昭和初期の建物が多数存在していました。  ガイドブックに掲載の空堀を一周してきたところで、時間も午前11時45分。そろそろお腹が空いてきました。昼食は、ガイドブックの空堀商店街で有名とある洋食の店「もなみ」に行きました。やっぱり有名とあるだけあ...

京都・東山~北山2012

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  久しぶりの連休の中日、寒さは厳しいものの天気も回復に向かい「よし!京都へ行こう!」と思いました。前に行ったことはあるのですが、京都は東山を通る琵琶湖疎水を是非とも写真に収めたくて、早朝6時過ぎから出発に踏み切りました。 ALBUM (2012年12月23日~24日) 2012年12月23日(日)【天皇誕生日】 晴れ時々曇り  この時期は日の出が7時過ぎと遅いので、家を出た時はまだ薄暗い状態でした。この朝がしらじらと明けてくる頃が好きなんです。JR駅まで歩いておよそ20分の道のりは、きりっと引き締まるような空気の冷たさと朝の静けさで、爽快感を覚えます。  京都駅からは地下鉄に乗り「蹴上駅」まで行きます。琵琶湖疎水の水路閣が通る南禅寺へは、この駅で下車し道路の向こうに見える「 ねじりまんぽ 」と呼ばれるトンネルをくぐって行くのが一番近道だそうです。  その「ねじりまんぽ」をくぐって南禅寺方面に向かって歩いて行くと、京都らしい風情ある門構えの建物があります。??ここはもう南禅寺の境内か?そこには立派な松の木の紅葉が見えます。??松の木の紅葉!?でも松の木は常緑樹だから…。これは松くい虫の被害か!?  ここから少し歩くと、そこはもう完全に南禅寺の境内です。琵琶湖疎水の流れている場所は…?三門の横を過ぎてしばらく進んでいく途中、右に入ると見えてきました。まるで映画のワンシーンにでも出てくるような趣のある「水路閣」と呼ばれる疎水を運ぶ煉瓦造りの大橋です。  水路閣を一回りしてカメラに収め、その後、南禅寺の方丈庭園を拝観しました。すでに冬を迎えたこの時期は、きれいに色づいた京都らしいモミジの風景はありませんが、そのさみしさの中に深まりゆく冬の冷たく静かな風情が古都の奥深さを感じさせてくれます。  南禅寺の拝観を終え、その後、琵琶湖疎水工事(明治18~23年)と舟運の跡を残すインクラインを見に行きました。この工事は、当時の土木技術の粋を集めた壮大な事業であったとされています。この琵琶湖疎水の完成は、京都の近代化を根底的に支えた歴史的大事業として今日まで脈々と活き続ける、まさに京都の「いのちの水」と言えるそうです。  インクラインの見学後、ちょうどお昼前で空腹感を覚えたことから、ここで昼食休憩を取ることにしました。午後は三十三間堂に行く...