鷲羽山2013
【もくじ】
9/20>和歌山~鷲羽山~鴻ノ池SA
9/21>倉敷美観地区~後楽園~瀬戸SA
9/22>小豆島(寒霞渓~二十四の瞳映画村)~神戸港~和歌山
今回は、夏季休暇を利用しての車中泊の旅を計画しました。旅先は以前バイクツーリングでの計画を残念した「鷲羽山」です。目的は、鷲羽山山頂からの瀬戸大橋とその夕景を撮影するためです。ちょうど夕陽の撮影には絶好の季節ですし、連休中のお天気も良い予報だったので、このベストコンディションを逃してはならないと思いました。車中泊だと時間に縛られることがないので、目的達成率が非常に高くなりストレスの少ない満足のいく気ままな旅ができます。
(2013年9月20日~22日)
~岡山・小豆島へ車中泊の旅~
夕刻前に現地入りし、早速撮影の準備に取り掛かりました。本日は金曜日の平日とあって人影もまばらで、撮影場所を自由に選択できました。
ここは瀬戸大橋を望む展望スポットとして車で簡単に登ってくることができ、また無料駐車場も完備されている最高の場所です。
ここで鷲羽山の散策と瀬戸大橋の眺望を楽しみながら、今回の旅の目的の「瀬戸の夕景」の撮影時刻の訪れるのを待ちました。そして、午後5時35分頃から太陽はゆっくりと西に沈み始め、海面が紅く染まってきました。
最高の撮影コンディションに恵まれて、瀬戸大橋の素晴らしい眺望とともに絶景の夕陽をカメラに収めることができました。最高の気分です。
こんなに素晴らしい夕陽が撮影できたのも、時間に縛られることのない車中泊だからこそです。これがホテルのチェックイン等を気にする旅ではあわただしくて、この時間にこの場に居ることが難しくなってしまいます。時間を気にすることなく思う存分撮影することができたので、本当に最高の気分です。車中泊万歳!!
そして、満足感を胸一杯に、ここから一番近い瀬戸中央自動車道の鴻ノ池SAを宿泊地と決めて鷲羽山をあとにしました。
昨日が「中秋の名月」とあって、鴻ノ池SAには満月が迎えてくれました。夜はとっても気持のよい気温で最高の車中泊を過ごすことができ、朝までぐっすり熟睡することができました。
昨日は瀬戸の夕景の撮影に成功し、今回の旅の目的は初日に達成できたので、今日はのんびりと倉敷の町の散策を楽しむことにしました。
カーナビを頼りに倉敷市に入ったのは午前8時過ぎでした。倉敷の美観地域に一番近い中央駐車場に車を停めて、積んできた折りたたみ自転車で散策、写真撮影をすることにしました。
昔、一度訪れたような記憶があるのですが、現地に着いてみてここだったのかどうかが定かでなくなりました。倉敷美観地区には、江戸時代から明治時代を主とし一部昭和初期にかけての町並みが残されているとあって、現場に居合わせるとさすがにその時代にタイムスリップしたかのような気にさせられます。
折りたたみ自転車で回ったので、とても快適に一巡することができて最高でした。このような街中散策の写真撮影には、折りたたみ自転車の活用が非常に役立ちました。これは大正解です。
続いて、前から行ってみたいと思っていた後楽園へも行ってみることにしました。お昼の昼食休憩を済ませて後楽園に到着したのが午後2時30分頃でした。
この日は、朝夕は気持のよい気温ですが、昼間は真夏日で気温が30℃を超える暑さとあって、後楽園の広い庭園内を散策するのはちょっと疲れました。
暑さに耐えて一巡したあとは、明日の小豆島へのフェリーのことも考えて、行く道の高速道路SAを今夜の宿泊場所にして車を走らせました。カーナビで検索すると、ちょうど途中に「瀬戸SA」がありました。行ってみると車中泊に適した場所だったので、ここに決めました。
今夜も爆睡でした。午前5時過ぎトイレに起きるときれいな月が辺りを明るく照らしていました。今日もよい天気に恵まれそうです。もうひと寝入りして、ゆっくりと寝床を片づけながら初めて行く小豆島に思いを馳せました。
一番近いフェリー乗り場は「日生(ひなせ)港」です。カーナビをセットし「和気IC」を出て、まずは朝食の食材目当てにコンビニがあるまで走ることにしました。ところが、ここは田舎とあってか走れども走れどもコンビニが見当たりません。
かなり走ったところで国道250号線沿いにセブンイレブンを見つけました。午前7時前の早朝ではコンビニ以外に朝食の食材を手に入れられるところがないので、24時間オープンのコンビニは、車中泊にはとても重宝します。
セブンイレブンで朝食を済ませては、再び日生港を目指して走りました。到着と同時に乗船待ちの駐車場に入ると、ちょうど午前7時30分発のフェリーが出港するところでした。時計をみると5分前です。係員のおじさんが急いでキップを買って来るようにと言ってくれました。おかげさまで、ぎりぎり間に合いました。
出港時間を調べずに行き当たりばったりの旅なので、特にこだわりはありませんが、待ち時間ゼロのグッドタイミングで良かったです。
日生港を午前7時30分に出港して約60分後の8時30分に大部港に着きました。すぐにカーナビを道の駅「小豆島ふるさと村」にセットして左回りに進みました。
途中「寒霞渓」への案内表示があったので、早速行ってみることにしました。小豆島スカイラインを走ることおよそ30分で寒霞渓の山頂駐車場に到着しました。今年は「寒霞渓ロープウェイ開通50周年」らしく、お祝いの大きな横断幕が掲げられていました。
ここ寒霞渓は、これから紅葉シーズンを迎える11月が最高で、今はまだ人出はまばらでした。しかし、今回、小豆島を訪れて、次の機会があるかどうか分からないため、寄ってみて良かったと思いました。
続いて、カーナビをセットした道の駅「小豆島ふるさと村」へと向かいました。ここでは本日なにかのイベントが開催されているらしく、多くの人々でにぎわい駐車場が満車状態でした。私は、特にイベント目的ではないので、入口の駐車場に車を停めてお土産物を物色しこの場をあとにしました。
そして、次の目的地の「二十四の瞳映画村」に向かいました。途中、「二十四の瞳」の小説の舞台となった「岬の分教場」に立ち寄りました。この辺りは昭和29年の「二十四の瞳」の映画のロケに使用されたことで一躍有名になり、今も訪れる人が絶えないそうです。
ここから少し奥に進むと「二十四の瞳映画村」があります。ここでちょうどお昼だったので、駐車場前の食堂で昼食休憩をして映画村に入場しました。ここには映画撮影当時のまま保存されており、中でも「苗羽小学校田浦分校」の教室が本物そっくりに造られ残されているのには驚きました。
「二十四の瞳映画村」を出たのが午後1時30分頃でした。まだまだ時間は十分あるのですが、フェリーからの夕陽も撮りたいと思っていたので、坂手港から神戸港行きのフェリーの出港時間と乗船状況を調べるために坂手港フェリーターミナルに向かいました。
坂手港の出港時刻は土、日の特別ダイヤとなっており、次の出港は午後3時50分で、神戸港着が午後7時ちょうどとなっていました。夕陽の撮影には最高のフェリーだと思いました。そこで、ここから特に行くあてもないので、フェリーのチケット購入を済ませて周辺の散策で出港時刻までの時間を過ごしました。
フェリーは予定どおり出港し、乗船後の午後5時前に早い夕食を済ませては、西の空に太陽がくるのを待ちました。空一面、雲ひとつない最高のコンディションです。そして、ゆっくりと西の空が紅く染まり始め、撮影タイミングでは満足のいく瀬戸内の夕景をカメラに収めることができました。
これで今回の旅の目的は達成できたので、神戸港から家路に就くことにしました。
初秋の晴天に恵まれたことで満足のいく写真撮影ができて、思い出に残る最高の車中泊の旅となりました。すべてがグッドタイミングで「タイミング」の神様に感謝!感謝!どうもありがとうございました!








