かやぶきの里・北村2012

 7年前にO先生とふたりで行った三方五湖への一泊ツーリング。その時に立ち寄ったことのある「かやぶきの里・北村」ですが、この日は防火に伴う一斉放水訓練が催されることもあって、その見物をかねた京都府美山町へのツーリングを計画しました。

ALBUM

「かやぶきの里・北村」の放水訓練が始まる

2012年5月20日(日)晴れ
 この日は春の陽気に包まれた快適な気候で、また、久しぶりのクラブツーリングで心もウキウキです。CBRのバッテリーの状態が良くないのが気がかりですが、朝のスタートがどうにかできたので、なんとか一日持ちそうです。

 ただ、無線機のACアダプター電源プラグが故障しており、楽しい無線の会話に参加できないのがちょっと残念です。

 今日は岸和田SAに午前7時集合、出発の約束なので、まずは燃料を満タンにして和歌山北ICから阪和道へと入りました。

 岸和田SAに到着すると、すでにR1のO先生が待っていました。続いてTL1000SのSH氏、VTR1000FのN氏がVツインの排気音を響かせてやってきました。今日はこれで全員集合です。いつものDUCAのY氏が参加できないのがちょっと寂しいですが…。

 岸和田SAを弾けるように出発すると、あっと言う間に第二京阪道路に入ります。入ってすぐの気持ちの良いコーナーを楽しんだ後は、快速ツーリングが待っています。ところが、気付かないうちに真後ろをあおってくる車が…。

???ベンツ???

 レーンをゆずった瞬間に我がCBRを追い越して行くその速さ!どのクラスのベンツかは知りませんが、あのマークはベンツに間違いありません。少しついて行きましたが、怖くなりました。

 そんな中、午前7時50分、京田辺PAに到着です。ここでしばらくトイレ休憩としました。

 第二京阪道路ができたお陰で、京都市内への進入が楽になりました。早朝のためか京都市内の渋滞もなく、スムーズに国道162号線へと入っていくことができました。そして、国道沿いの高雄観光駐車場にて、再びトイレ休憩を取りました。

 この日はレザースーツを着ていてちょうどよい気温で、走っているときに受ける風がとっても気持ちよく、最高とはいかないまでもそれに近いツーリング日和に恵まれました。本来、ここから小浜までの国道162号線は、ツーリングコースとして各種マップにも選ばれているほどで、ツーリングには本当に楽しいコースです。

 しかし、今日は日帰り計画のために全コースを走れないのがちょっと残念ですが…。次回は、京都から小浜に出て国道367号線(通称:鯖街道)を戻るコースか、その逆コースで京都縦断道路を利用して帰るコースも面白いかもしれません。

 そんなことを思いながらトップを走るR1の後をついて行くと、コーナーの先に「かやぶきの里 北村」への案内標示が見えました。

 ところが、R1は右折の案内表示を無視して、そのまま三叉路を道なりに国道162号線を小浜方面へと走っていくではありませんか。

 しかし、無線の故障で走行中の連絡ができないため、ホーンを鳴らしてパッシングをするもO先生は気づいてくれません。やっとの思いで並走し、どうにか止まって間違いに気づいてくれました。

 そして、無事Uターンし、かやぶきの里に午前10時過ぎの到着です。案内のおじさんが「左側の歩道に停めてください!」とのことなので、指示どおり停めました。すると、カメラを持った方々が、何が珍しいのか私たちのバイクを撮影している様子が見えました。

「かやぶきの里・北村」の放水訓練見学

 昼食時間には早いのですが、この調子だと観光客でいっぱいになる可能性が高いので、空いているうちにゆっくり昼食を済ませておくことにしました。

 入ったのが目の前にある「お食事処きたむら」というそば処です。美山町は蕎麦の栽培が盛んなようで、ここでも手打ちそばを提供しているそうです。私が注文したのは「ざるそばと玉子かけご飯のセット」です。美味しかったですよ~っ!

 少し早い目の昼食を済ませたところで、放水訓練が始まる午後1時30分までの時間に集落内の散策をすることにしました。そして、かやぶきの里集落内にある「かやぶき交流館」のカフェ&ギャラリー「彩花」で食べたソフトクリーム、おいしかったですね~。

 集落には各所に防火用の放水銃が設置され、本日の訓練に備えているようでした。そして、放水訓練が始まる時間が近づくにつれ、徐々に見物人や写真家が集まって来ました。歩道や駐車場は車やバイクで埋め尽くされています。

 予定どおりに放水が始まると見物人からワーッと歓声が上がりました。みんな一斉にカメラのシャッターを押しています。時間にしておよそ5分ほどでしたが、初めて見る一斉放水訓練なので、なかなか迫力がありました。

「かやぶきの里・北村」の放水訓練見学

 「かやぶきの里 北村」の火災を防ぐために各所に設置された放水銃による一斉放水訓練。長時間待った甲斐がありました。

 帰路は、国道162号線に戻って県道19号線に入り、京都縦貫自動車道を利用して帰りました。当初の計画では、県道12号線を西進して国道27号線を南進し、丹波ICから京都縦貫自動車道に入る予定だったと思うのですが、案内標示に惑わされ近道をしてしまったようです。

 県道19号線で、途中「道の駅スプリングスひよし」にてトイレ休憩を済ませては、園部ICから京都縦貫自動車道に入りました。高速道路は渋滞もなく、京都市内までスムーズに快適なツーリングを楽しむことができました。

 ところが、やっぱり日曜日の京都市内。渋滞がないわけがありません。予想どおり第二京阪道路に入るまでは少しだけ渋滞に巻き込まれてしまいました。

 第二京阪道路に入ったあとは、またスムーズな快速ツーリングが楽しめたので、やれやれでした。帰路も、途中「京田辺PA」で小休止し、次の岸和田SAへと向かいました。

 もうすぐ「岸和田和泉IC」の料金所というときに、真後ろを真っ赤なフェラーリがあおって来ているようでした。すでに何キロも前から後ろについていたのでしょう。我々が気づいて追越車線から走行車線に移動した途端に、あの独特の気持ち良い排気音を響かせては一瞬に抜き去って、料金所のゲートに吸い込まれて行きました。すごい!

 岸和田SAへの到着は午後4時50分頃でした。日帰りツーリングでしたが、比較的早い時間に、また、無事に帰れて良かったです。こんな北近畿への近場のツーリングもいいものですね。また楽しいツーリングができるように計画していきましょう。

こんな北近畿への近場のツーリングもいいものです

 久々に気持ちの良いツーリングを楽しめて、ストレス解消できました。阪和道「和歌山北IC」に午後5時35分到着です。かやぶきの里でゆっくりし、迫力ある放水訓練が楽しめたので、ツーリング疲れはまったくありません。だから「お疲れ様でした。」は抜きにして、「どうもありがとうございました!またよろしくお願いいたします。」

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