昼神温泉2009

【もくじ】
10/17>和歌山~名代うなぎ富田屋~昼神温泉郷
10/18>昼神温泉郷~国道153号線~和歌山

 ツーリングクラブ OLD・NEW 恒例の「秋季一泊ツーリング」で、いつも気になるのが天気予報。直近まで気がかりだった台風。前日まで晴れ続きだったのに、当日になって出発前から曇り空。2日目の日曜日は大丈夫のようだけど…。それでも、久しぶりにみんなで走れると思うと、何だかウキウキ気分になってきます。前日は、仕事のお付き合いの「飲み会」で夜遅くの帰宅になり、午前4時30分に起きては、バタバタと急いで出発準備にかかりました。無線アンテナの取り付けとタイヤの空気圧は、先週に準備し点検を済ませておいたので、あとはタンクバッグをつけるだけでした。

ALBUM

(2009年10月17日~18日)


2009年10月17日(土)
 さぁ!出発だ!バイクに跨りキーを差し込んでセルスイッチON!ところが…1発でかかったかと思ったエンジンが、5秒間ほどで止まってしまい、その後、数回セルを回しても、ウンともスンともいいません。これじゃバッテリーが持ちません…。出発までにあと少し時間があるので、しばらく休ませてから再スタートすることに…。でも、焦ります。

 およそ20分程度たってから再度セルスイッチON!4~5回目で、どうにかかかりました。良かった…。ガソリンは少なからず入っているし…。何が原因かは分かりませんが、燃料が送られていなかったことに間違いないでしょう。

 まぁ…その後は調子よく回り、問題はなさそうです。やれやれです。

 高速道路に入ってからもエンジンは調子よく回り、問題なさそうで一安心です。一時はS.N氏に電話して、参加をあきらめようかとさえ思ったくらいです。調子よく回るエンジンに発破をかけながら、待ち合わせ場所である「岸和田SA」へと、どうにか到着できました。

待ち合わせ場所である「岸和田SA」へ

 今回の参加者は、T.D氏、S.N氏、Y.O氏、Y.Y氏、それに私を含めて合計5名です。今回は、会長のM.N氏が都合で不参加となり、ちょっと寂しいツーリングとなりました。

 岸和田SAに到着しては、既に先着のT.D氏、S.N氏、Y.O氏に、調子の悪かったエンジンに冷や汗をかかされたことを話すと、D氏もO氏も同じ目にあって、早朝から一苦労したとか…。毎日乗っているわけではないので、特にバッテリー上がりに泣かされたらしい。

 参加者全員が集合したところで、予定時刻の午前7時、さぁ!出発です。天気は曇り空ですが、今のところは雨の降るような気配はありません。どうか今日一日、曇り空でいいですから、このまま降らずにいてくれるよう、天の神様!よろしくお願いいたします。

 近畿自動車道から名神高速道路へとETCツーリングにて快適に走行中、突然D氏が近づき、何やらタンクを指差しては、異常があることを告げています。最初の休憩場所である「桂川PA」に到着後、その様子を聞いてみると、「隼」の燃料計に異常があり、針が思った位置(満タン)を指していないので、次のGSで補給したいとのこと。

 次の大津SAにはGSがなくなったらしいので、止むを得ず「草津PA」で燃料補給をすることにしました。それまでは距離的に問題なく走れそうです。

 どうにか何事もなく「草津PA」へと到着です。全員が給油して、D氏の「隼」にも何事もなかった様子。ところが、今度はY氏の無線の音量調整に…本人曰く「使い方が分からない!?」そう言う私も分かりませんが…。

どうにか何事もなく「草津PA」へと到着です。

 でも、どうにか調整完了!?…そして、さぁ!出発!と思いきや…今度は、O氏のR1に異常!?なんと!エンジンがかからない!?どうやらバッテリー上がりの様子!何度か「押しがけ」するもかからない!?

 おいおい…良く見るとスタンドが立っていました。その後は、うまくかかった様子でR1の姿が見えなくなりました。

 O氏は焦ったことでしょう。カーブを曲がったところにR1が…無線で「かかって良かった!」との喜びの応答がありました。これから先がちょっと心配ですが、どうにかなるでしょう!

 次は「御在所SA」で休憩することにして、R1に少しの不安を抱えながら再出発しました。

 今回のツーリングの直前に、以前パンクの応急処置をしていたタイヤを新品に交換して、それに大枚を叩いたものだから、どうやらBTの交換にまで及ばなかったのでしょう。でなければ、メンテナンスに徹底されるO氏のことだから、5年も経過したBTのままでツーリングに出るなんて、考えられません。

 そんな勝手な憶測をしながら、軽快に高速ツーリングを楽しむうちに、御在所SAへと9時35分に到着です。ここで、暖かいココアを飲んで低血糖を回復させ、パワーを復活させて再スタートすることにしました。ここでは、R1のBTも復活したのか、セルスタートした模様。良かった!

 そして、次の休憩場所に決めていた「赤塚PA」に無事の到着です。停車するたびに心配顔なのがR1のO氏です。そりゃエンジンを停止させると、次かかるかが心配だろうし、気遣い症の彼のことだから、みんなにも気を遣うだろうし…。気が気じゃありませんよね。

次の休憩場所に決めていた「赤塚PA」に無事の到着です。

 でも、どうにかセル1発でかかり一安心!少しはバッテリーが回復してきた様子。良かった!それでは再出発です。次の豊川ICで高速道路からおさらばし、ここからは国道151号線(伊那街道)を一路、長野県方面へと向かいます。

 そして、念のため、先に燃料補給を済ませることにしてGSに入りました。これでGSの少ない峠に入っても、もう心配はありません。あとは自分にお昼の燃料を補給するだけです。S.N氏が美味しい鰻重のお店を調べてくれているようで、とっても楽しみです。

 道は更に国道151号線を北上し、有海交差点を左折して国道257号線を豊川沿いに進みます。国道257号線は、いくつものコーナーをクリアしながら進む峠道で、バイクで走るには最高のワインディングロードです。そろそろ鰻重のお店が近くなってきたのか、途中S.N氏がケータイから確認の電話を入れてくれました。

 お店の名は「富田屋」だそうです。「もう少し行くと道沿いの左側にあります。」と無線連絡をもらっていたにもかかわらず、前の3台と赤信号で離れてしまったものだから、うっかり聞いていて右側ばかりを探しながら走っていると行き越してしまいました。

 お店は国道257号線沿いの緩いコーナーにあり、また看板もないので、初めてだと少し分かり難いかもしれません。楽しみにしていた鰻重のお店にやっと到着です。のれんには「名代うなぎ富田屋」と記されていました。駐車場は、車なら2~3台分のスペースしかないため、車が停められている場合は、大型バイク5台では少し停め難いように思います。

楽しみにしていた鰻重のお店にやっと到着です。

 早速、お店の中に入ってみると、奥には座敷、手前に4人掛けのテーブルが2台セットされ、狭いという感覚はありません。店主のおばあさんが僕たちお客さんに対し「よう来てくれました!よう来てくれました!」と繰り返しては、来客として大歓迎し、そのオーバーなくらいのおもてなしに半ばあきれるほどでした。

 おばあさんが「富田屋」ののれんに自信満々なくらいで、出された鰻重に驚嘆!白いご飯と蒲焼が2段構えの重箱で出され、「食べ方は好みです。テーブルのタレを好みの味に好きなだけかけてください。」と言うのです。

 一口食べた瞬間に「うまっ!!」と自然に言いたくなります。皮はカリっと、そして、身はタレとマッチングして香ばしく、口いっぱいにひろがるジューシーさ!この独特の風味は、一度食べたら忘れられなくなりそうです。

一口食べた瞬間に「うまっ!!」と自然に言いたくなります。

 美味しさに感動し、玄関の写真をカメラに収めようとふと外に出てみると、「ううっ…???小雨が…」我々のバイクが少し濡れています。まぁ…この程度であればレインウエアを羽織るほどでもないや…。と、玄関写真を撮っては、しばらくして再度外に出てみると、「おっと!」雨が止みそうにありません。

 止む無くレインウエアを羽織っては、取りあえず、今夜宿泊予定の「昼神温泉郷」を目指すことにしました。R1の始動もセル1発!小雨の中を順調に走り出します。ところが、峠を登っていくうちに徐々に雨が本降りになってくるではありませんか。最悪!

 30分走っても、雨は止む気配がありません。峠のコーナーでは、雨水が道を横断して川のように流れ、バイクを倒しこむのが怖いほどでした。また、レイングローブを持ってこなかったため、レザーグローブが濡れるのを嫌って素手でハンドルを握っている手に、雨粒の当たる痛さを感じます。

 およそ1時間で、やっと道の駅「信州 

平谷」に到着しました。一般国道の雨中走行は非常に疲れを感じます。このまま昼神温泉の旅館へと直行するには少し早すぎるし…。疲れを癒すためにも、ここでしばらく休憩したいところですが、止む気配のない雨にレインウエアを脱ぐわけにもいかず…。着たままでは、ゆっくり休憩できないことから、とりあえず走ることにしました。

道の駅「信州 平谷」に到着しました。

 雨中走行では、途中カメラを手にすることができないため、結局1枚の写真も撮れず終いで、昼神温泉郷、旅館「吉弥」へと到着してしまいました。良いところがいっぱいあったはずなのに、何だか残念でなりませんが、旅館に着いた途端に気持ちが変わり、早くレインウエアを脱ぎたいばかりでした。

 バイクは大屋根の下の広い駐車スペースに駐車でき、レインウエアを脱ぐのも楽にできて良かったです。旅館のスタッフが傘を持ってお出迎えしてくれていましたが、バイクはいろいろと準備に時間がかかるため、待っていただくのが気の毒なので、お引取りいただきました。

 レインウエアを脱いだ頃には雨は止み、スタッフの用意していただいた傘も必要なくなりました。玄関に案内されて、広いフロントから窓越しに見える景色がとってもきれいで印象的でした。スタッフの方々の心温まるおもてなしも気持ち良く感じ、疲れが癒されます。

 チェックインを済ませ部屋に案内されて、再度びっくり仰天しました。たった5人のお泊りなのに、1部屋10畳程の広さもある続きの2部屋を使い放題!なんだこれは!?ほんとにいいの?案内の仲居さんは、そんなことには何事もないかのように、平然と振る舞う様子がまたびっくりです。これは絶対、大サービス!!

 それに、出されたお菓子も上品な味で、これはお土産に喜ばれそうだ!と「柿ごよみ」に決めました。柿そのものの味を閉じ込めた、まるで干し柿のような深い味わいに感動したのです。そして、雨中走行の疲れを癒すため、早速、温泉大浴場へ…。

まるで干し柿のような深い味わいに感動

 ここの温泉は、どこの温泉郷にも負けないくらいのヌルヌル感で、湯温もちょうど心地よく、小雨の降る中の風情豊かな露天風呂も最高でした。本当におすすめの温泉です。「昼神温泉郷」は初めてですが、温泉を浴びた瞬間に気に入ってしまいました。

 気持ちの良い温泉を楽しんだ後に、待っていたのは「吉弥」自慢の炉ばた料理です。まずは、生ビールで乾杯!そして、最初に出された「焼きナス」の、そのでっかさ!これにもまたまたびっくり仰天!なんと!長さ15㎝程はあるナスのアルミホイル焼きなのです。

 続いて出てきたのは「豚汁」です。これがまた最高に旨い!もうこの2点と生ビールがあれば、満腹感が味わえそうなくらいです。更に「川魚、エビ、信州牛 etc」あまりの美味しさに生ビールも進みます。あっと言う間に3杯目!今夜は「サイコー!!」って感じです。

 そこへ続けて焼かれるのが草餅に五平餅!あぁ…もう食べられませ~ん!満腹で~す!!もう若い頃のようには参りません。ちょっと助けていただいてよろしいでしょうか。神様!残してごめんなさい!もうお腹がパンクしそうです。美味しい味の数々に生ビールの旨さ!これ以上ない「吉弥」の炉ばた料理を楽しめたって感じです。ここを選んでいただいたS.N氏に感謝!スタッフの皆さん、仲居さん!お疲れ様でした!そして、ご馳走様でした!

続けて焼かれるのが草餅に五平餅!

 もうこれで終わりかな?と思った頃に「抹茶アイス」のデザート!これでやっとお開きです。でも、「抹茶アイス」のデザートは、やっぱり別腹のようです。美味しい美味しい!スタッフのみなさんも、本当にお世話になりました。明朝もよろしくお願いいたします。

 そして、食後はツーリングの疲れがぞっときて、ふとんに横になったとたんに爆睡状態です。おやすみなさ~い!

本日走行距離:438.5km


2009年10月18日(日)
 午前5時起床。昨夜の気持ちの良かった温泉にもう一度入りたくて、ゴソゴソと入浴の準備をしていると、D氏が起きてきました。そして、二人で本館とは別の古兆館の大浴場へ行ってみることに…。昨夜と違った趣の温泉が味わえると思って行ったのですが、違いが分かるほどの部分が全くなくて、ちょっと期待はずれでした。

 温泉入浴から戻ってしばらくすると、隣の部屋からも徐々に1人また1人と起きてきては、みんなも温泉へと出かけていきました。

 昨夜、仲居さんからお聞きしていた朝市に、みんなで出かける約束をしていたので、温泉から戻ってくるまで部屋で待つことにしました。

 30分ほどして全員集合!ってことで、午前6時45分、ぼちぼち朝市へと向かいました。昼神温泉郷を流れる阿知川の橋を渡ると「昼神温泉朝市」は既にたくさんの人々で賑わいを見せていました。

 地元農家の方々で催される朝市は、地元の農作物やそれを利用した加工品ばかりなので安心して買えそうです。2年前に訪れた「漬物の里うるぎ」のような中国産はないでしょう。そう思って、私も漬物などを3点ばかり買いました。

 朝市での買い物を終えて旅館に戻る途中、すごい霧が出てきました。朝霧は、その日一日晴れるという証だと言います。今日はもう、昨日のように雨に打たれることはありません。ツーリングに出て晴れであれば、もう何も言うことなしですから…。

地元農家の方々で催される朝市

 朝市の散歩でお腹が空き、旅館に戻ると、ちょうど朝食の時間でした。旅行に出ると、いつもお腹いっぱいに食べ込んでしまうのが朝食です。なぜかとっても美味しいのです。

 でも、今回は辛抱しなければ…。今でもレザースーツのファスナーを上げるのに一苦労しているのに、これ以上太ると着れません。ええっ??「それは、ビールの飲みすぎ!!」だって?そんなことを言っているのは誰ですか!?

o(`ω´*)o

 適量に抑えてがんばっているのに…。

 午前9時30分、そろそろ出発の時間です。先に、朝市で買った漬物などを、お土産を入れてもらった箱に一緒に詰めて、バイクの後席にくくり付けました。みんなも出発の準備ができたようです。

 チェックアウトを済ませて、注文したコーヒーが運ばれてくるのを待っていると、昼神温泉郷の谷間から窓越しに朝日が差し、空には青空が見え隠れしています。天気予報のとおり、間違いなく晴れてきそうです。

 しかし、一人だけ出発に不安を抱えている人がいますが、ご本人以外は、まだそのことが脳裏には無い様子。そうなんです!R1のバッテリー上がりです。チェックインから12時間以上が経過し、たぶんセル1発ではかからないと思った矢先のこと、案の定、楽しい「押しがけ」の時間となりました。えぇ??喜んでいるのは私だけ!?

案の定、楽しい「押しがけ」の時間となりました。

 当の本人は気疲れでいっぱいでしょうけど、周りのみんなはそれを楽しんでいます。だから、こんなに楽しい「押しがけシーン」の動画を残すことができたのですから…。これが後々に楽しい思い出という財産になるのです。でも、当の本人はねぇ…うまくかかるかどうか気が気でなかったことでしょう。

 O先生!1発でかかって良かったですね!これでみんなも一安心。昨日と打って変わって、最高の秋空の中で、「吉弥」のスタッフのみなさんのお見送りを受けながら、乾いた排気音を響かせて、さぁ!出発です!これぞ気分爽快!って感じ!

 昨日の雨中走行で、国道153号線のワインディングを駆け上る痛快さを思う存分に味わうことが出来なかったストレスから、帰路は予定コースを変更し、せっかく晴れた今日のこの日を利用して、もう一度来た道を走ってみたい心境になりました。

 帰路のコースについて、昨日、旅館「吉弥」に到着後、今回のツーリングコースを組んでくれたS.N氏とみんなで吟味しました。そんな中で、国道153号線の良さに触れ、帰路に再走行することに誰も異論はありません。予定コース変更については、夕べのうちに暗黙の了解で決まっていたように思います。

 走りながらの無線交信でS.N氏と話そうと、何度となく送信するも応答がありません。あっ!そうだ!考えてみたら、彼の無線は故障していたのだ。でも、すでに国道153号線を南下しているところをみると、予定変更は確定に違いありません。

 どんなワインディングコースでも、下りコーナーが得意でない(嫌い)私は、前から駆け上って来るたくさんのライダーをうらやましく思いました。それでも、昨日の雨中走行のことを思うと、みんなの気持ちは最高の域に達していることでしょう。

 国道153号線の下りワインディングを楽しむうちに、記念写真の撮影場所が見つからないまま、どんどん下ってしまいました。そして国道257号線に入ったところでやっと見つけることができたのですが、今ひとつの場所だったので、集合写真の撮影だけでその場を立ち去りました。

集合写真の撮影だけでその場を立ち去りました。

 5台の大型バイクが入って1台ずつの記念撮影ができる場所となると、どうしても駐車場のような広いスペースが必要なことから、道路沿いでは、なかなか見つけることができないのも無理がありません。

 それから、高速道路に入る前に燃料補給が必要です。そうして停まった所が、再びのR1の「押しがけシーン」撮影場所となりました。ここは「鈴鍵石油株式会社」というGSで、スタッフ全員が見ている前での珍シーンが撮れました。 ごめんね!O先生。

 そして、記念撮影場所を見つけたときには、国道257号線から420号線に入り、力石ICから「猿投グリーンロード」沿いのパーキングエリアである「西広瀬駐車場」まで来ていました。気持ちの良い空気とともに快走し、あっという間の時間でした。

 そして、いつものように1台毎に記念写真を撮りました。

 あれ!?O先生…。押しがけのことですか?「ドンマイ!ドンマイ!」誰も気にしてなんかいませんよ!みんな楽しんで押しているじゃないですか。これが、きっと良き思い出になるから…。気持ちの良い秋晴れになり、記念撮影ができて何よりです。

押しがけのことですか?「ドンマイ!ドンマイ!」

 ここからは、高速道路を乗り継いで、途中の昼食場所の記録がなく忘れてしまいましたが、その後は次の休憩場所である名神高速「養老SA」までひた走りました。帰路は本当に最高のツーリング日和になり、このまま、あともう一日休みが欲しいくらいです。

 養老SAでしばらく小休止したあとは、次は、草津PAで燃料補給と決めて再スタートしました。ところが、まだ十分余裕があるはずの、私のバイクCBRの燃料残量警告灯が点きっぱなし!?おっとっと!!これはおかしい!

 思えば、初日の早朝、出発直前にエンジンがかからなかったのと何か関連がありそうな…。でも、万が一エンストでもしたら、瀬戸大橋の二の舞を踏むことになりかねません。早速、先頭を走るS.N氏に合図して、次の多賀SAに入ってもらうことにしました。

 念のために燃料補給しましたが、7.34ℓしか入りません。CBRの燃料タンクは18ℓだから、まだ10.66ℓ残っていたことになり、十分余裕がある状態でした。うう~ん!?すると、あの燃料残量警告灯の突然の点灯は一体何なのか?

 まぁ、エンジンそのものには何の異常も感じないことから、心配ないと言い聞かせて再スタートしました。

 その後、みんなは次の草津PAで燃料補給をしました。CBRにも補給しましたが、やはり、わずか2.51ℓしか入りません。そりゃそうだ!さっき入れたばっかりだもんね!

 私のCBRには、何の異常も発見できず、問題なく帰れそうなのですが、燃料補給のためにエンジン停止を余儀なくされたO先生のR1は、もう最悪の状態になってきたようです。走っても走ってもBTの回復はみられず、エンジン停止のたびに、この「押しがけシーン」を見ることになってきました。私にすれば、うれしいやら恐縮するやら…。

 燃料関係に問題のなかった私は、これで安心です。燃料が無いと「押しがけ」してもかかりませんもんね!

 その後は、京都の桂川PAまでひた走り、しばらく小休止しました。時間はすでに15時30分を過ぎていました。「秋の日のつるべ落とし」です。日が短いことから、このまま順調に進んでも、岸和田SAへの到着は18時過ぎとなり、辺りは暗くなっていることでしょう。

 そしてまた、休憩でエンジン停止させたR1の「押しがけシーン」が再発しました。でも、今まで何回も練習を積んできたので、もうみんな慣れたもの!役割分担も決まり、難なく「押しがけ1発発進」です。

 O先生!これで、もうバッテリー交換の必要はなさそうですね。B.S.Nに頼んで、廃品に出すBTをもらえばいいじゃん!

 「押しがけ1発発進」で、次は「岸和田SA」を目指して再スタートしました。近畿自動車道に入ったころから陽が沈み始め、いくつもの車の影が、次々と後方に飛んでいきます。いつものことながら、これでは予定時刻よりかなり早い到着になりそうです。

 予想どおり、なんと!17時20分の到着で~す!これでは、夕食には早すぎます。そのため、ここでは「お茶休憩」と思い出話だけにして帰ることにしました。

予定時刻よりかなり早い到着

 そして、おあいそで財布からお茶代を出そうとすると、すでにO先生が支払済み!?気遣い症候群の症状が出てきた模様です。O先生!お疲れ様!そして、ご馳走様でした!

 そしてまた、R1押しがけの準備のため、最後に押し役を演じようとした私のウエストバッグが…。な、なんと!そばに停車させていたY.Y氏のドカのミラーに掛けていたヘルメットに触れ、その弾みで落下!命を守る大切なヘルメットに…??でも、ちょっと暗くて分かりませんが、キズが…。

 Y.Yさん!ごめんなさい!買い換えるときにお申し付けください!きっと弁償しますから…。証拠として、ここに写真と一緒に掲載して、記録しておきます。本当に申し訳ございませんでした。

 心配をよそに、R1はセル1発!私の出番はありません。

 その後、和歌山ICへと無事到着し、今年のOLD・NEW「秋季一泊ツーリング」も終幕となりました。雨中走行を含めて、いろんなことがありましたが、誰も事故に遭うこともなく、ケガなく幕引きできたので、本当に良かったと思います。

 最後の最後に、私の不注意から、Y氏にはご迷惑をお掛けしてしまいましたが…。これに懲りることなく、これからも「OLD・NEWツーリングクラブ」として、楽しいツーリングが続けられるように、みなさん!今後ともご理解とご協力の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

本日走行距離:378.6km
全走行距離:817.1㎞
合計給油量:38.51ℓ

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