岡山・牛窓2007
平成19年最後のクラブ月例ツーリングは、岡山県は牛窓町までの高速道路走行を主体にした日帰りツーリングを愉しみました。小春日和の絶好の天候に恵まれての高速道路の快走は、全車ETCと相まって久々に気持ちの良い走りができました。昼食は本場の「カキフライ」を堪能し、快走を満喫した充足の一日となりました。
2007年11月25日(日)
楽しみにしていた恒例の「クラブ秋季一泊ツーリング」が、想定外の台風に見舞われバイクでのツーリングを残念、あれ以来ストレスが溜まっていました。今日は、そのリベンジを果たすかのように、小春日和のツーリングに最適な気象条件に恵まれ、早朝からウキウキ気分です。
参加者は、M.N氏、D氏、S.N氏、H.S氏、それに私を含めて合計5名です。しかも、全車ETC装着車による快走ノンストップツーリングで、確実にストレス解消できますね。
今回のツーリングプランはS.N氏の立案によるもので、すべておまかせツーリング。S.Nさんありがとう!おかげ様で、頭の中身も快適そのものです。
無線アンテナを取り付けて、午前7時、さぁ出発です!
今回は、阪神高速湾岸線を通るルートのため、集合の場所は「紀ノ川SA」で、時間は午前7時30分と聞いていました。ところが、私がこの時間までに到着したにもかかわらず、既に他の参加者全員が集合していました。久々のツーリングで、早く(速く?)走りたい気持ちは私だけではないようです。
コースは、阪和自動車道から阪神湾岸線を利用し、第二神明道路から加古川バイパスで播但連絡道路を通って山陽自動車道に抜けるルートです。
爽やかな秋晴れの中を走る高速道路は、ETCでのノンストップ走行と共に快適そのもの!あっと言う間に最初の休憩場所である「明石SA」へと到着です。ここでしばらくトイレ休憩を取り、次の休憩場所を決めました。
牛窓へは「備前IC」が近いことから、ここまでのちょうど中間地点である「龍野西SA」を次の休憩場所に決めて再出発です。休憩中、D氏が、私のものと色違いのレザースーツを今回初めて着用したとのことで、肩がきつくてしんどいと嘆いていました。
レザースーツは、オーダーしないと既製品でしっくりくるものを見つけることは難しいように思います。私も膝の位置が少しずれるため、若干ですが違和感を感じます。でも、オーダー品は高くて手が出ません。「Dさんだったらいつでもオーダーできると思うけど… 。」
ところが、D氏曰く「オーダー!?隼もいつまで乗れるか…来年も乗れるかなぁ…。」なんて、少し弱気な言葉を吐き始めました。
そんな会話を交わしながら明石SAを出発したかと思いきや、野太い排気音を響かせて私の横をいきなり追い越し、縦列を乱そうとするバイクあり!いつものことだから言わずと知れたことですが、鈴黄のバイクです。それをさせまいと急加速で逃げましたが、再び急接近!!
抜きつ抜かれつを楽しんでいるうちに、またまたあっと言う間に「龍野西SA」へと到着です。そして、そこで出会ったD氏と同じ「隼乗り」。ツーリング向けにカスタムされたその隼に乗っていた中年ライダーも格好良かったが、装着されていたタンクバッグが、私が愛用しているものと全く同じだったので、バイクよりもそんなことに親近感が沸いてきたのを覚えています。
そんなことを感じながらトイレ休憩を済ませては、再び「備前IC」を目指して再出発です。気持ちの良い天気と高速道路の快適な走りにより、気分も最高!溜まったストレスも一気に解消できました。
山陽自動車道のスムーズな流れにより「備前IC」を下りると、続いて、瀬戸内の島々を望みながらの走りを楽しめる「岡山ブルーライン」へと進みます。天候に恵まれたことにより、瀬戸内海の光り輝く遠景が、さらに旅気分を盛り立ててくれました。
そして、いつもは停車して風景など眺めることの少ない船頭S.N氏が「片上大橋」の南詰めにて停車!?う~ん!なかなかのカメラセンス。瀬戸内海に浮かぶ島々と「カキいかだ」が織り成す景観は、まさしく絶景そのものです。船頭S.N氏は、きっとこの絶景ポイントを事前に調べていたのでしょう。
今日のツーリングで船頭S.N氏の旅心を見直すと共に、それに反して走りに徹している自分に気づいた時は、もう「時すでに遅し!😖」持っている自分のデジカメには、ほとんど撮影されていません。
【 だから、ここに掲載の写真のほとんどがS.N氏撮影によるものです。】
その後、さらに瀬戸内海の眺望を満喫できる「一本松展望台」へと向かいました。片上大橋から岡山ブルーラインを走ることおよそ30分、一本松ICを下りるとすぐの所にありました。展望台というだけあって、岡山ブルーラインから緩やかな坂道を昇る高台に位置し、そこからの瀬戸内の眺めは、もちろんなるほどとうなずけるものでした。
「一本松展望台」で瀬戸内の眺望をゆっくり楽しんだところで、本日のメインイベント!?でもある本場のカキを味わえる時間がやってきました。
あまり知られていませんが「岡山県海域は、吉井川、旭川、高梁川の三大河川から流入する豊富な栄養分に支えられて、カキの餌となる植物プランクトンが多いことから、カキ養殖に適した環境にあります。風波から筏(いかだ)を守る島かげが多いことなどカキ養殖に適した立地条件にあり、高品質のカキが育つことから、広島県、宮城県に次いで、全国で第3位の生産量があります。」と、岡山県のホームページでも紹介されています。
そこで、カキを食しにやってきたのが、S.N氏おすすめの「カフェレストラン UOUO」です。ここでいただいた「カキフライ」に別メニューでの「焼き牡蠣」は、いくらでも食べられる美味しさで、さすがに本場の味でした。これに生中1杯あれば、さらに大満足なのですが…。
本場のカキづくしを満喫したところで、続いて、牛窓町のみどころのひとつに上げられている「オリーブ園」を訪ねました。「カフェレストラン UOUO」からはバイクで走って10分程度の近くにあり、その名のとおり15haにわたって約2,000本のオリーブの木が植えられているそうです。
園内の中腹に建てられた展望台からは、瀬戸内海の島々が一望できます。この日は、ここでカスタムハーレーのミーティングでも開催されるのか、これでもか!と思い思いにカスタムしたハーレーが次々と集まってきました。バイク好きな我々は、瀬戸内の眺めよりカスタムハーレーに目移りしていたようでした。
展望台の1階販売店では「世界で2番目においしいソフトクリーム」を味わって、ここオリーブ園をあとにしました。その後立ち寄ったのは、確か「五味の市&道の駅しおじ」ではなかったか!?船頭S.N氏の案内だから、この辺はあまり定かではありませんが、M.N氏が「生ガキ」を買っていたのを覚えています。
威勢の良い海産物市場(五味の市?)を見学し、そろそろ帰路の時間です。「備前ICに戻るより、次のICから乗ることにします…。」との無線連絡があり、船頭S.N氏の案内で国道250号線をしばらく東進すると、赤穂ICへの案内標示が見えてきました。
帰路もまた往路を戻る形をとることにし、とりあえず、次の休憩場所を「龍野西SA」と決めて、赤穂ICへと気持ちよくETC進入、すぐ次のSAということもあり、快走感を味わうまもなくあっと言う間の到着です。
あとは往路と同じルートで「紀ノ川SA」までを一気のETC快走です。紀ノ川SAへの到着は午後5時を少し過ぎた頃でした。小春日和の天候に恵まれた楽しい一日も、すでに辺りは薄暮と化し「ストレス解消!岡山・牛窓日帰りツーリング」は無事の幕引きとなりました。
クラブのみなさん!楽しい一日をありがとうございました。今年最後のクラブ定例ツーリングを無事に終えることができ、「終わり良ければすべて良し!」です。来年も楽しみにしていますので、どうぞよろしくお願いいたします。






