中部三都物語2007

 「2007年OLD・NEWツーリング 愛知・長野・岐阜・中部三都物語」と題して計画した恒例の秋季一泊ツーリングでしたが、10月26日に突然発生した台風20号による想定外の影響により、止むを得ず、レンタカー利用に切り替えてのクラブ旅行となりました。

ALBUM

(2007年10月27日~28日)


2007年10月27日(土)
 早朝は午前5時頃からの電話での打ち合わせにより、台風の進路やその影響による天候変化を予測して、午前6時過ぎには、レンタカーでの決行と決めたのですが、Y氏のひとりだけがバイクツーリングになるものと既にバイクで出発し、連絡が取れないという。

 連絡が取れた時には、なんと待ち合わせ場所になっていた「岸和田SA」に着いていたという。止む無く戻って来ることになったのだが、不運にも、ちょうどその後に降ってきた雨に打たれながらの帰路になったとか…。お気の毒に…。

 レンタカーは「トヨタのアルファード」がいいなぁ…なんてD氏にお話していたものだから、D氏は、わざわざお知り合いの方にお願いし、希望通りに「アルファード」をご用意していただきました。みんなで感謝感激です。

 想定外の台風により、期待していたツーリングができずに残念ではありますが、たまにはこんなドライブツアーもまた、別の意味において有意義なものになるものと思いました。

 今回の参加者は、M.N氏・D氏・S.N氏・O氏・Y氏に、私を含めて6名です。この人数なら「アルファード」は申し分ない大きさで、最高のドライブツアーができることに間違いないことでしょう。

 午前10時頃、D氏の運転する「アルファード」が、M.N氏・O氏それにY氏を乗せて、私の家まで迎えに来てくれました。S.N氏は、自宅の位置とルートの関係から、先にマイカーで私の家まで来ての同乗となりました。

 そして、午前10時過ぎの出発です。レンタカーでのルートは、ツーリング予定ルートを大幅に変更して、行きは高速道路を中心に、「阪和道」→「名神」→「中央道」と進み、中央自動車道は「園原IC」から「R153」→「R418」を通って、宿泊予定の「塩吹館」へと向かいます。

「アルファード」は申し分ない大きさです。

 台風の影響により、激しい雨は延々と降り続き、午後3時45分の「塩吹館」到着時でも止む気配がありませんでした。このような雨中走行では、やはりレンタカーに変更して良かったと思いました。

 旅館に到着後は、早速「部屋割り」をしました。4人部屋2室に参加者が6名なので、そこは、いつものとおりO氏得意の「あみだくじ」により、M.N氏・S.N氏それに私と、D氏・O氏・Y氏の3人ずつに分かれての部屋割りに決定です。

 そして、お待ちかねの夕食は、当旅館ご自慢の「囲炉裏料理」です。囲炉裏を囲んで焼く豊富な山の幸満載の食材は、みんな大満足!美味しさでお酒も進み、普段はほとんど飲まない人まで、今日はほろ酔い気分です。

塩吹館ご自慢の「囲炉裏料理」です。

 思いがけない台風の襲来で、1日中雨に見舞われた「OLD・NEW秋季一泊ドライブ旅行」は、囲炉裏料理の締めくくりにより、最高の1日に変貌させてくれました。


2007年10月28日(日)
 心地よい目覚めとともに、台風一過の爽やかな青空の下で浸かる露天風呂と湯加減最高の温泉で朝風呂を楽しみ、早朝からみんな上機嫌です。

 部屋に戻ると、窓からは、当館の名前の由来ともなったと思われる「間欠泉」の噴出が良く見えました。旅館スタッフのご説明によると、55分前後の間隔で40秒程の噴出が見られるそうです。

当館の名前の由来ともなったと思われる「間欠泉」の噴出

 朝食も、昨夜と同じ囲炉裏のテーブルだったのですが、囲炉裏にはうまく専用のフタがされ、1台2役のテーブルとなって、全く違う雰囲気の中での朝食ができる仕組みになっていました。

 朝食の食材もボリューム満点で、みんなも大喜び!「場所良し、温泉良し、食事良し!」の三拍子揃った最高の旅館です。ここは、本当に再来したい旅館だと思いました。そんな思いを胸に旅館を出ると、昨日の悪天から一変し、木曽路の山は見事に秋色に染まる最高のツーリング日和となりました。

 バイクで来られなかったのが、残念に思うことしきりです。しかし、自然に逆らうことなどできないことから、レンタカーで来ていることの現実に溶け込み、そこから、レンタカーだからこそ味わえる良さを引き出すことで、楽しさを更に増幅させることが大切です。

 そこで、今日はバイクツーリングの着衣のままでは難しい「妻籠」の観光をメインにしたドライブコースに、ご当地推奨の「栗きんとん」のお土産購入をも組み入れた、ドライブツアーならではの楽しさいっぱいのプランを組んだのです。

 これが見事に功を奏し、バイクツーリングでのコースとして計画していた「茶臼山高原道路」も、コーナリングの楽しさに溺れてしまうバイクでは、およそ停まることのない「南アルプス」の雄大な眺望を、好天の下で心ゆくまでゆっくり望むことができたのです。

「南アルプス」の雄大な眺望をバックに記念撮影

 更には、車ならではの思いのまま身軽なスタイルでの観光は、秋晴れの中で「妻籠」の端々まで堪能でき、最高に思い出深い旅となりました。さすがに「妻籠宿」をレーシングスーツにブーツ姿で観光しているライダーに出会うことはなかったように思います。

 疲れ知らずで観光できたことにより、今度バイクツーリングでこの地を再来したときは、「茶臼山高原道路」のコーナリングを思う存分楽しむことに集中できるかも知れないね。

*酔っ払ってみんなで騒いだ旅館の夜。そして起こったM.N氏のトイレ閉じ込め騒動。そんな中でのトイレでの粗相。みんな笑いが止まらなかった。
*旅館を出発し、最初に立ち寄った「漬物の里うるぎ」では、買って帰ってから初めてM.N氏が気付いたのですが、地元産であるものと疑いもせずに買った「ナガナス」が、何と!😲中国産をつかまされていたとは…めちゃくちゃショックでしたが、反面、よくもここまで日本人の好みの味に合わせて作ったものだと感心もしました。

地元産であるものと疑いもせずに買った「ナガナス」

*昨日の雨中走行で、汚れたレンタカー「アルファード」の洗車をすべく、同じ漬物屋の駐車場にある水道ホースを無断で引っ張り出してきて、「Dさん!もうちょっとバックして!」と言いながら、ルーフにまで勢い良く水をかけ、汚れを落とすO氏。🤣拝借したそのお礼を言いに行くD氏。
*帰路での運転交替で、O氏の運転による「R1」まがいの走りには、みんなで驚嘆するばかり…。

 こんな楽しい思い出いっぱいの「2007年OLD・NEWツーリング 愛知・長野・岐阜・中部三都物語」も、いつしか都会に沈む夕陽を追いながら、ゆっくり幕を閉じました。

 今年最後の大きなイベント「秋季一泊ツーリング」は、レンタカードライブツアーと化しての終了となりましたが、結果的には、思い出いっぱいの楽しいクラブ旅行として無事に終えることができました。茶臼山高原へは、またの機会にバイクによるリベンジを誓い合っての解散です。クラブのみなさん!本当にお疲れさまでした。

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