備中松山城2014

 今回も「青春18きっぷ」を利用して、土、日の休日一泊二日にて岡山県は高梁市の「備中松山城」を訪ねました。当初、輪行で行こうと計画していたのですが、当日の出発時刻となる午前5時40分の時点で台風の影響による雨が激しく降っていたので、今回の輪行計画は中止を決定し、電車 & ウォークに変更しました。

ALBUM

2014年8月2日~3日)


2014年8月2日(土) くもり時々小雨
 天気予報では、高梁市内は土、日ともに曇り一時雨だったので、晴れての暑さとの戦いよりは曇りのほうが良いだろうと思い、予報のとおりになることを期待して「備中松山城」への旅を決行しました。

 初日は、最寄りのJR駅を早朝の午前6時16分発に乗り、「備中高梁駅」に到着したのが午前11時34分でした。さすが電車です。時刻表どおりに到着しました。駅から備中松山城まで距離にしておよそ4.5kmありますが、今夜は駅前のビジネスホテルに宿泊予約をしており、時間に十分ゆとりがあるので、歩いて行くことにしました。

備中高梁駅に時刻表どおりに到着しました。

 途中、小雨がぱらつくこともありましたが、どっちみち汗で全身びっしょ濡れ状態のため、夏場の小雨は全く気になりません。備中松山城に到着までの風景を楽しみながら、標高430mの山城へと道は徐々に上り坂となってきます。

 JR伯備線の線路の下(トンネル)をくぐり抜け、武家屋敷通りを過ぎたところで川沿いの道に出て、「松山城登山口」のバス停を過ぎた辺りから車の通らない遊歩道を利用して登城することにしました。

 遊歩道と掲示されていましたが、これはまさに「臥牛山(がぎゅうざん)」への登山道です。階段も非常に多く、登って行くうちに汗が滴り落ちてきました。備中松山城はこの臥牛山の中腹に位置し、途中までは同じ登山道を利用するようになっていたのです。

これはまさに「臥牛山(がぎゅうざん)」への登山道です。

 私の足では、登り始めて大手門までおよそ30分かかりました。この日は蒸し暑くて全身汗びっしょりで非常に疲れました。途中で何度休憩したことか…これは登山です。

 お城の入り口広場(二の丸)に設置されたテーブル & イスに腰をおろしてしばらく休憩しました。そして天守閣へと入らせていただきました。【入場料(300円)】

こじんまりとした造りの天守閣

 こじんまりとした造りの天守閣ではありますが、標高430mに現存する山城として堂々たる雰囲気を醸し出しています。

 内部も20分ほどかけてゆっくり見学させていただいたので、登城の疲れが取れました。そして、帰路は車道を通って下山することにしました。下山の途中、何度か乗合タクシーで登城する人に出会いました。小雨がぱらつき始めたためか、歩く人に出会うことはありませんでした。

 車道沿いの川はきれいに整備され、田んぼが稲の深い緑に包まれて、歩いていると心が癒されます。その後、川沿いを歩いて国道180号線まで出ました。国道180号線沿いの高梁川には瓦葺の堤防が施され、城下町であることを表現していました。そして、高梁市内を散策しながら午後4時過ぎに「ビジネスホテル高梁」にチェックインしたのでした。

 ホテルのオーナーに夕食の美味しいお店として、今来た商店街の近くの「魚富」という御料理店を紹介していただきました。午後6時頃に行ってみると、まだ私ひとりでした。珍しい鯨煮(缶詰らしいが…)、あさりの酒蒸、トマトサラダ、それにマグロと紋甲イカの「にぎり」を2貫ずつで生中(ビール)を3杯飲みました。

商店街の近くの「魚富」という御料理店を紹介していただきました。

 料理はどれも納得の美味しさで、それに値段もリーズナブル!ホテルのオーナーに紹介していただいて正解でした。今日一日存分に汗をかいたので、ビールの美味しさも格別なものがありました。

 客は私ひとりだったので、店のオーナー(店長?)との会話が弾み、楽しく食事ができました。和歌山の話をすると、オーナーも和歌山を訪れたことがあるらしく、懐かしそうに思い出話を聞かせてくれました。

 食後はJR駅の周辺を散策してホテルへと帰り、午後9時30分頃に着床しました。


2014年8月3日(日) 曇り一時小雨
 今日は、もう自宅に帰るだけです。昨夜、近くのローソンで買っておいた「おにぎり(かつお)、野菜ジュース、ヨーグルト」で朝食を済ませては、JR備中高梁駅を午前8時11分発の普通電車に乗って帰路に着きました。

 そして、大阪駅で昼食を済ませ、午後3時30分頃に帰着しました。「青春18きっぷ」を利用して行った一泊二日の備中松山城へのひとり旅は、知らないところを旅する喜びを味わうことができる心の癒し旅となりました。う~ん…旅はほんまにいいもんだ!

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