大阪城公園2011
今日も天王寺駅から大阪城公園までのウォーキングを楽しみました。今年の冬は例年になく厳冬で、今日の大阪は、最高気温が3℃、最低気温-2℃、それに北西の風10mと風が強く、体感的にも厳しい寒さでした。それでも、私の体は、腰椎の「椎間板ヘルニア」という自転車操業の身、歩くのを止めるとダメになる身体です。だから、こんな寒い日も何か目標を決めてがんばって歩きます。
2011年1月16日(日) 晴れ
それで今日はこんな計画を立てて、知らない道を、歩いて面白そうな道を選んで歩きました。そして、天王寺駅を午前7時20分にスタートしたのです。目指すは「大阪城公園」です。片道およそ6kmの道のりを往復ウォーキングでがんばる計画です。
天王寺駅から地下道を通って天王寺公園の前に出ます。それから天王寺動物園との間の通路を通り抜け、一心寺前を通って谷町筋に出ます。途中、新世界への歩道橋から通天閣がきれいに見えました。以前、天王寺七坂を探索した時も、谷町筋まではこの道を通ったような気がします。ここは通天閣を望むのに最高の場所です。
谷町筋に出ると、もうここからは本町通まで、谷町筋を北に向かって一直線です。天王寺駅を出発して1時間もしないうちにトイレに行きたくなりました。寒さで汗をかかないため、トイレの回数が増えそうです。我慢が出来ずにコンビニでお手洗いをお借りしました。そして、ここで「のどあめ(VC3000)」を買って小休止です。
用を済ませて爽やかな気分になったところで、再スタートを切りました。谷町筋をしばらく進むと、休業のガソリンスタンドで、ゴミをあさる2羽のカラスを見つけました。1羽は、写真を撮ろうとする私を警戒してか、すぐにどこかへ飛び立ってしまいましたが、残りの1羽は、私が7~8mまで近づいても、全く逃げようとしません。都会では人慣れしているハトやカラスが増えているような気がします。
そんな光景をカメラに収めながら、谷町六丁目あたりまで来ました。風が強く寒いことは寒いのですが、かなり歩いた割に疲れを感じません。この調子では、大阪城公園までは平気な様子。自分のその時々の体調に合わせて歩いているためか、まだまだ大丈夫そうです。
そして、午前8時30分頃、ようやく谷町四丁目あたりの本町通交差点までやってきました。ここを右折して本町通を東に進むと、正面に大阪城公園が見えるはずです。8時50分頃、大阪城公園を目の前にして、馬場町交差点の「大阪歴史博物館」の前までやってきました。もう、ここまで来れば着いたようなものです。
天王寺駅を出発しておよそ1時間40分で「大阪城公園」へと到着しました。朝日を浴びて「南外濠」がとてもきれいでした。思わずカメラを向けていました。石垣とお濠のコントラストが最高の一コマとなりました。カメラ片手に歩きながら写真を撮るのが「電車 & ウォーク」の一番の楽しみなのです。
南外濠に沿って玉造口へと歩いて行くと、「ロードトレイン」が走っていました。公園内のあちこちへアクセスしているようで、小さい子ども連れのご家族にとっては、なかなか楽しそうな乗り物です。
途中、またトイレに行きたくなりました。公園内にはいくつもあるので安心です。用を済ませて手を洗おうとすると、「おや!?」水が出ません。なんと!今日は厳寒!蛇口に「つらら」ができているではありませんか。「氷柱(つらら)」って、漢字では、こう書くんですね!読んで字のごとく…「氷の柱」です。これで「つらら」と読ませるところが日本語の良さと言うか、面白さですね。
話は横道にそれてしまいましたが、大阪城公園はあまり起伏がないので、外周でジョギングやウォーキングを楽しむ人でいっぱいです。年齢層は学生さんからご高齢の方まで老若男女です。見ていると何だかスポーツ公園といった雰囲気で、みんなハツラツとしていて、すごく健康的な公園に感じました。
玉造口から入って「大阪城梅林」へ向かい、外周を一周するコースを歩いていると、左手に天守閣がきれいに見えてきます。大阪城は、ほぼ平地に築造されているので、下から見上げる勇壮な感覚があまりありませんが、スマートさは、どこのお城よりも勝っているように思います。
京橋口へと歩いて行くと、次々とランニングする人に追い越されていきます。その人数は半端じゃありません。まるでここはスポーツ公園そのものです。
京橋口を出たところでは、石垣に馬鹿デカイ石がありました。そこには「京橋口枡形の巨石」と看板が掲示されています。表面積は、なんと!!33畳敷で、城内第2の巨石だそうです。こんな大きな石を、どうやってここまで運んだのでしょう?
また、この巨石が城内第2だとすると、城内第1の巨石がどこにあるのか探さなくては…。そう思って天守閣まで行ってみることにしました。天守閣を左手に、お濠の向こうに見えるビル群との何とも言えない情景に心を打たれる私でした。このような風景は、やっぱり大都市「大阪」でしか味わえないものでしょう。
ここで外周を一回りして天守閣へと向かいます。大手門をくぐると正面にまた巨石が見えました。その前に、外国(韓国、中国等の団体)の観光客がわいわい言いながら騒いでいます。しばらく様子をうかがっていると、ガイドさんが説明している内容に、何だか驚いているようでした。この巨石は、城内第4位、5位のもので、これでも驚きの大きさです。
続いて、大手門から桜門へと進んでいくと、桜門の手前にも、またまた巨石が据えられています。これが城内第1位の巨石です。なんと!表面積が36畳敷、重量約108t。どうやってここに据えたのか知りたい!絶対に知りたい!絶対に調べてやろうという気になりました。現在、取っ掛かりを探索中です。そんな思いを胸に桜門をくぐると、もうすぐ天守閣です。
大阪城の天守閣の魅力は、なんといってもこのスタイルの良さにあると思います。1583年(天正11年)豊臣秀吉が築城を開始したとされる等々、種々歴史を語るのは、歴史に詳しいプロのHPで調べてもらえればいいことなので、ここでは歴史には触れません。
この日は「電車 & ウォーク」によるウォーキングの旅。天守閣への到着時刻は、午前10時ジャストでした。外周を1周したことから、天王寺からの距離はおよそ8kmとなりました。
ここで天守閣をバックに、男女ペアの2ショットの撮影に手助けを依頼され、快く引き受けて楽しいひと時を過ごしました。早朝出発した割には時間の経過が早く、もうすぐ昼食の時間が迫ってきます。昼食は、新世界のそば処「総本家更科」と決めているので、そろそろ出発の時間です。
帰路は、現在、改修工事中の「極楽橋」を渡り、再度「京橋口」から大阪府庁前を通って天王寺方面へと戻ります。谷町筋から松屋町筋、堺筋へと西へ向かい「本町1」の交差点から堺筋を南進しました。ここで空腹感が襲ってきました。
あまり無理をしては良くないことから「堺筋本町」から地下鉄に乗り、途中「動物園前」で下車して、再び通天閣を目指して歩きました。動物園前からは歩いておよそ10分で新世界に到着します。
午前5時に朝食を食べてから何も食べていないので、お腹が空いてペコペコ状態です。でも、昨年、がんばったダイエットも正月を超えてから少しリバウンドしているため、あまりカロリーの高い食べ物は控える必要がでてきました。そこで、今日は、そば処「総本家更科」に決めたのです。ここの蕎麦が美味しくて、一度食べてからリピーターになりました。
今日は風が強く、またその風が冷たいので、寒さが一段と肌にしみます。冷えた体を温めるのに、温かいそばが最高でした。この日はちょっと贅沢な「五目そば」にしました。でも、お腹が空いていたことからボリュームに欠け、物足りなく感じました。そば1杯では満腹感は得られませんが、リバウンドを避けるため我慢するしかありません。
総本家更科で冷えた体を温めたところで、日曜日のラッシュ時刻を避けて京橋駅から早い目の帰路に着きました。総本家更科まで地下鉄に乗らずに歩きたかったのですが、空腹感に耐え切れず途中リタイヤしたのです。結局、本日の歩行距離は、約11kmに終わりました。
今度は、近くのコースを選定して、途中で昼食休憩を入れた1日ウォーキングを楽しみたいと、現在計画中です。





