標高3,026mの乗鞍岳。日本には標高3,000m以上の高峰が22座あるとされるが、乗鞍スカイラインを利用すれば、もっとも手軽に登れる山となる。標高2,700mの畳平は、車で行ける日本最高所です。 乗鞍スカイラインは2003年(平成15年)から乗鞍岳の自然環境を保護するため、マイカー規制が実施されておりますので、ご注意ください。 いつかきっとと思っていた夢が、今回やっと叶えられました。そして、道中での義兄との偶然の出遭い、白樺峠から望む乗鞍、穂高の絶景、朝日にくっきりと光り輝く乗鞍岳、感動の連続の旅でした。 ALBUM (1998年8月23日~24日) 1998年8月23日 午前5時30分、昨夜から準備しておいた荷物をバイクにくくり付け、今日の予定コースである馬籠に向かって高速道路を駆け抜けました。走ること5時間余り、宿場町の風情が残る馬籠に到着です。外の暑さにたまりかね、早速茶店に飛び込んで、しばしの休憩です。 昼食も済ませ、一息ついて再び馬籠峠から中山道を妻籠へと、そして、R19へと抜けました。ほんの少し走ったところで、前からサイクリングの列が下ってきました。列の最後尾を走っているのは、まさしく義兄!すぐにUターンして追いかけました。午後1時を過ぎているというのに、まだ昼食にありついていないとのこと。 R19を15分ほど下ったところで見つけた道の駅「賤母」で義兄の仲間6人と食事を共にし、こんな旅先で出遭うとは…とびっくりし合い、お互いの無事を祈って別れました。しゃべっていると時間の経つのは早いもので、時計の針はすでに2時30分を過ぎています。早く今夜の寝床を探さなければ…。 再び走ること約2時間、「木曽駒オートキャンプ場」の看板を見つけました。近くにはコンビニもあり、私には最高のサイトでした。 1998年8月24日 早朝6時、天気は快晴。手っ取り早くカップヌードルで朝食を済ませてテントを撤収。今回の目的地である乗鞍岳へと急がなければ、現地での時間がなくなってしまう。今日は、絶対剣ヶ峰まで行くぞ!そう心に言い聞かせてキャンプ場をあとにしました。 上高地乗鞍林道を通ると、白樺峠で一気に眺望が開けます。ここからの北アルプスの眺めは抜群です。まだ午前7時過ぎ、ここで30分間、絶景を眺めていることにし...