草津温泉と善光寺2025
【もくじ】
7/29>和歌山~軽井沢~草津温泉「大東舘」
7/30>草津温泉~横手山~石の湯温泉「石の湯ロッジ」
7/31>石の湯温泉「石の湯ロッジ」~善光寺~和歌山
2025年3月のまだ寒い時期に草津温泉と善光寺への旅行計画を立てました。同行者はいつものM氏ご夫妻で、車はM氏のハリアーです。
草津温泉へは2004年のバイクツーリングで温泉街の入口まで到着しながらも、ホテルの予約が取れずに残念した記憶があります。また、このツーリングで善光寺へも立ち寄ったことがあるのですが、平成15年からの保存修理工事で三門を見ることができず、リベンジの思いがありました。
早速、温泉旅館のホームページから空室確認をして見たところ、春から夏にかけてどこもほぼ満室で、7月末に少しだけ空室がありました。取り急ぎこの空室を抑えて置くべく、いつもの楽天トラベルにて予約を済ませておきました。
予約できたのは、7月29日に草津温泉「大東舘」、そして、7月30日には石の湯温泉「石の湯ロッジ」でした。
4か月も前から予約しないと空室が無いなんて驚きです。まぁそうかもしれません。テレビの旅行案内でも、草津温泉はインバウンドによる大人気で、足湯に並ぶ大勢の外国人観光客の姿が放映されていました。
そして、待ちに待った4か月が過ぎ、出発の日となりました。ところが今年は梅雨がとっても短く、また、連日降雨の無い異常に暑い夏となりました。予定の三が日は、現地も連日晴れの猛暑日で、大変そうです。
【2025年7月29日~31日】
涼しいはずの夏の信州ですが、今年の長野県は違います。今年の夏は日本のどこに行っても暑くて、先日の北海道でも最高気温が39℃と完全に異常です。
午前3時にM氏に自宅まで迎えに来ていただき、和歌山北ICから阪和道を北進し、交通渋滞の無い時間帯を利用して、まずは岸和田SAで小休止。そこから草津PAに立ち寄り、養老SAにて朝食休憩としました。
軽井沢まで行く途中では工事による対面通行等の渋滞に遭い、1時間以上のロスとなりました。そのため、軽井沢到着がちょうど12時となったので、ここで、昼食休憩を取ることにしました。
軽井沢へも一度立ち寄ったことがあるのですが、30年ほど前と一変して新幹線の駅もでき、周辺は様変わりして当時の面影が全くありませんでした。
とりあえずお腹が空いていたこともあり、ハンバーグ定食を食べて昼食休憩としました。ハンバーグの味はやっぱり観光食堂の味で、値段の割にそれほど美味しく感じることはできませんでした。
昼食後、駐車場に戻り、そこから旧軽井沢と書かれた案内表示を見て行ってみることにしました。するとどうでしょう。通りの風景が昔見た風景で、記憶から蘇ったようでした。
大きな駐車場も近くにできて、駐車しやすくなっています。車を停めて行ってみると懐かしい旧軽井沢銀座商店街が昔のまま遺されているではありませんか。こちらも大勢の人で賑わっていました。
旧軽井沢でゆっくりしたので、午後2時過ぎとなってしまい、草津温泉への時間が押してきたことから、予定していた「白糸の滝」や、「鬼押し出し園」をあきらめて、草津温泉へと直行したのでした。
草津温泉へは午後3時頃に到着したのですが、予約している「大東舘」は、専用駐車場からシャトルバスで送迎されるようになっていて、専用駐車場への到着時にシャトルバスが待機中だったので、グッドタイミングでした。
シャトルバスはおよそ5分で草津温泉「大東舘」へと到着しました。目の前が有名な「湯畑」という立地条件に恵まれたホテルで、周辺の散策にも最高の場所でした。
しかし、宿泊客が非常に多く、午後3時過ぎのチャックイン時はフロント前で何組もの列に並ぶ羽目に会い、15分以上待たされてしまいました。
チャックインを済ませて案内された部屋は616号室で、「2 in 1ルーム」の様な、1室に2部屋設けられた「ツインベッドルームと離れの和室」に1つのドアから出入りする部屋でした。
この日は、ほぼ満室なので、夕食の時間も埋まっており、私たちは17:30からの90分間しか空いてませんでした。夕食にはまだ少し早かったのですが、止むを得ませんでした。
それで夕食までの時間に「湯もみと踊りショー」を観に行きました。これを観ないとここを訪れた意味がありません。
「湯もみ」を観た後はホテルに戻り、少し早い17:30からの夕食です。
夕食の形式はビュッフェ、いわゆるバイキングで料理の種類も豊富にあり、また、味も美味しく良かったのですが、案内される各テーブルには何の表示もされていません。
料理や飲み物を取りに席を立つたびに場所が分からなくなるので、各テーブルに番号札を立てて置いてほしいと思いました。
夕食後はライトアップされた湯畑周辺の散策に出かけました。こんなに大きい源泉風景は初めてなので、その大きさとライトアップされた綺麗さに圧倒されました。
湯畑の見学後はホテルに戻り、大浴場で汗を洗い流しました。泉質は一般の温泉と変わりませんが、湯加減もちょうど良く、とっても気持ちの良い温泉でした。
そして、今日一日、早朝2時起床で動き回ったため、部屋に戻って着床後、一瞬に爆睡してしまいました。
5:00起床。今日も非常に良い天気で、激暑です。朝食の7:30までまだ時間があるので、K.M氏と二人で周辺の散策に出かけました。
草津温泉街は、湯畑を中心に地形が盆地(すり鉢状)になっていて、どこに行くにも坂道ばかりでした。
ホテルでもらった案内地図には縮尺が書かれていなかったため、目的地まで歩いてどの程度かかるのかが全く分かりませんでしたが、実際に行ってみると案外近くにあって、湯畑からほぼ全域が歩いて10分以内で行ける距離でした。
光泉寺~片岡鶴太郎美術館と回ってきましたが、すぐ近くに感じました。
朝食時間の7:30となったので、夕食時と同じ2階のレストランへと向かいました。朝食も夕食時と同じ形式のバイキングですが、メニューが豊富でこちらもとっても美味しく頂くことができました。
そして、朝食後、片岡鶴太郎美術館~西の河原公園へと散策し、片岡鶴太郎美術館では多くの作品が展示されているのを観て感動し、館内の喫茶店で休憩(私はコーヒーゼリーを食べました)してから再びホテルへと戻りました。
ホテルのチェックアウトは 10:00 ですが、7:00から済ませることができたので、先に支払いを済ませては、手荷物預かり所に荷物を預けて近くの「草津温泉 湯の香本舗」でお土産のまとめ買いをしてすぐにホテルに戻り、預けた荷物を引き取ってシャトルバスを待ちました。
帰りのシャトルバスもタイミングよくほとんど待たずに乗れました。本当に全てがタイミングよくラッキーでした。ただ、ホテル自体は全体に古びたホテルで、老朽感は否めません。
そして、この日の予定は「横手山スカイレーター」での横手山観光です。
本来は、白根山の湯釜を観たかったのですが、火山活動が活発なため、入山規制が敷かれ火口周辺の遊歩道も含めて立入禁止となっており、展望台からの見学もできない状況でしたので、諦めざるを得ませんでした。
しばらく進むと「日本国道最高地点碑」が建てられている小さな駐車スペースがあり、バイクツーリングの方々が記念写真を撮っていました。私たちも一時休憩し、記念写真を撮りました。
晴れていれば、ここからの風景も遠くの山々まで見渡せて綺麗なのですが、この日はあいにく雲(霧)に覆われてしまい、全く見渡すことができませんでした。
続いて横手山スカイレーターです。カーブを曲がった先にある横手山ドライブインのすぐ向かいにあったのですが、周辺の眺望に見惚れて案内表示を見過ごしてしまいました。
途中で気づいてUターンし、すぐに見つけることができました。なんたってR292の一本道ですから...。駐車場も空きが見つかって良かったです。
横手山スカイレーターは、「横手山・渋峠山頂・2307m満天テラス」へのアクセス手段で、日本で唯一のスカイレーターと日本で一番標高の高い第3スカイリフト(スカイペア)を乗り継ぎ、横手山山頂2307m、天空の別世界を楽しんできました。
その後、横手山ドライブインで昼食を済ませ、ゆっくり休憩しては、午後2時40分頃から本日の宿泊施設「石の湯温泉 石の湯ロッジ」へと向かいました。
石の湯ロッジは、R292から一本道を車で約5分入った突き当りに位置しています。山の中の一軒家で外観の古さは感じますが、内部は非常にキレイで、内装だけを作り直した感じでした。
まず、料理は夕食も朝食も美味しく頂くことができたのですが、我々高齢者にとっては幾つかの難点がありました。
1、地下のお風呂場への階段が急なこと。
2、湯船に手すりがないこと。
3、お風呂洗い場の椅子が非常に低いこと。
4、ベッドが低く柔らかすぎて寝起きが困難なこと。
まぁ若者向きのロッジを高齢者が利用しているのですから、文句を言える筋合いではありませんけどね!
それに、食事中の配膳係の人に背の高いカッコいいお兄さんがいました。
お兄さん「どちらからお越しですか?」
私たち「和歌山からです。」
お兄さん「僕、海南の野上です。」
詳しい話はできませんでしたが、たぶん学生アルバイトで働いているのでしょう。同じ和歌山とあって奇遇と言うほかありません。
そして、夕食後の午後8時から裏庭のゲンジボタルを観に行きました。真っ暗な中を暗い誘導灯だけを頼りに進んでいくと、あちこちにホタルの飛ぶのが観れました。でも、暗すぎて、つまづきそうで、ちょっと怖かったです。
それに、夜空の満天の星もとっても綺麗で、北斗七星や北極星がくっきりと観れました。
楽しい夜を過ごした後は、ちょっと寝起きのしんどいベッドに横たわり、あっという間に朝まで爆睡でした。
あっという間に、もう今日は旅行の最終日。今日は善光寺へのリベンジを果たします。
石の湯ロッジの美味しい朝食を頂き、野上のお兄さんにお別れの挨拶をしては車に乗り込みました。
善光寺への到着は午前10時過ぎで、ちょうど予定どおりです。2004年9月にバイクツーリングで来た時も利用したことのある第1駐車場に車を停めて、同じ裏門から善光寺境内へと入りました。
そして、以前は行っていない御本尊に参拝をすませては、お戒壇巡りをしました。
お戒壇巡りは、ご本尊の真下を通る真っ暗な中を進みます。
ところが、何も知らない外人さんが我々の後ろからスマホのライトを照らしていました。困ったものです。だから「極楽の錠前」にも簡単に触れることができてしまいました。なんだかなぁ~!?
その後、大きな山門(三門)を間近にしてカメラに収め、21年前のリベンジを果たす事ができました。感謝!
しかし、余りの暑さに耐えかねて、仲見世通りでソフトクリームを食べて休憩しました。
善光寺へのリベンジを果たした後は、もう自宅に帰るだけです。とは言っても、直行で帰っても6時間以上かかります。現在時刻が11時40分なので、夕方の6時頃になるのです。本当に遠いです。
まずは、予定どおり「梓川SA」で昼食休憩としました。その後は「恵那峡SA」「多賀SA」と休憩し、途中の渋滞を除けながら京滋バイパスを利用し、「岸和田SA」で夕食を済ませて帰路に着きました。
私の自宅に到着したのが午後8時40分頃でした。送迎ありがとうございます。そして、お疲れ様でした。無事帰着です。感謝!
THE END












