京都・伏見稲荷大社2017
今年の正月も妻と二人でのんびり過ごすため、京都へ一泊二日で電車 & ウォークの旅に行ってきました。今回で3年連続正月を京都で過ごすことになります。
(2017年1月2日~3日)
今回は少し贅沢をして、宿泊地を京都駅すぐの「新・都ホテル」にしました。また、幸いにも今年の京都の正月2日3日は小春日和の温かさで、非常に過ごしやすく最高の正月でした。初日は「東福寺~伏見稲荷大社」に行き、伏見稲荷大社で初詣をする計画でゆっくり時間を取ったつもりでした。
しかし、伏見稲荷大社での多くの初詣客による想定外の入場制限により、1時間30分もの大幅な時間の浪費を強いられてしまいました。二日目はコーヒー & スイーツをお供に滞在時間の長い旅としました。これも正月休みならではの京都の楽しみの一つでもあり、久しぶりにのんびりさせて頂くことができました。おまけに宿泊は豪華な「新・都ホテル」とあって、今回もこれ以上ない思い出の旅となりました。
2017年1月2日(月) 晴れ時々くもり
正月を京都で過ごすのも今年で連続3回目となり、私たち夫婦の恒例行事の一つになりました。昨年同様、昼食を京都駅前地下ポルタに行き、今年は「モンテロマーノ」というイタリア料理の店でパスタ & ピッツァを食べて昼食休憩としました。
待つことおよそ20分。ここは比較的空いており向かいの「洋麺屋五右衛門」は長蛇の列でした。同じ洋食でも人気の違いは歴然でした。年末年始と「鍋物」が続いたので、久しぶりのイタリアンでとても美味しく頂きました。長蛇の列に並ぶ必要なしでした。
満腹感を味わったところで、予定している東福寺に向かうべく再びJR京都駅に戻っては、人波に飲まれながら奈良線に乗り込みました。
東福寺は京都駅から一駅なので、混んでいても苦にはなりません。あっという間の到着です。しかし、東福寺駅までの乗車時間は5分とかかりませんが、実際の東福寺までは、更に10分程度歩かなければなりません。
それでも駅の名称が「東福寺」とは、これ如何に??…と思った次第です。そんなことを思いながら案内表示に従い「東福寺」へと向かいました。境内に入っても参拝客は少なく、比較的空いていると言うかひっそりしていました。
私は2回目ですが、家内は初めてだから「通天橋や開山堂」に入ってみたいと言うことで、紅葉や春のサツキの花の咲く季節とは打って変わって人影もまばらで、少し寂しい東福寺ではありますが、拝観することにしました。
開山堂を含めておよそ40分散策し、今回の旅のメインとしている初詣の「伏見稲荷大社」へと歩いて向かいました。伏見稲荷大社はJR稲荷駅下車すぐの場所にありますが、電車で行くとなると、JR東福寺駅まで戻らなくてはならず、それなら歩いても東福寺まで戻る時間の10分程度で行けるので、歩いて行くことに決めました。
伏見稲荷大社が近づくに連れ、参拝客らしき人の姿が目立ち始め、道路は途中から歩行者天国となり、あっという間に黒山の大行列と化しました。
ここまで来たからには、とにかく初詣を済ませるべく警備員(警察官?)の誘導に従うがままに大行列に並んで進んでいくと、普段は駐車場や催事場に使用しているスペースを、参拝客の長蛇の列を作る臨時の場所として利用し、入場制限するために人の渦を作っている状況でした。
我々もその渦の中に飲み込まれてしまい、戻ろうにもその場から抜け出すことのできない状態に置かれてしまったので、あきらめて、本殿前までおよそ1時間30分かけて大行列について行くしかありませんでした。
ところが、本殿近くまでたどり着いても、とても普通に参拝できる状態ではなかったので、今いる位置から略式参拝し、すぐに人の波から抜け出すべくUターンしては帰りの道へと向かいました。
それでもJR稲荷駅前で大混雑し、なかなか人の波から抜け出せません。大行列の流れに身を任せたまま約30分、徐々に東福寺方面へと向かっては、ようやく人ごみから抜け出すことができました。
混雑で目の前の「JR稲荷駅」からは電車に乗れず、止むを得ずJR東福寺駅まで元来た道を歩いて戻ることにしました。途中、疲れに疲れたので、通りの小さなお茶屋に立ち寄って、抹茶ソフトで休憩させていただきました。これでどうにか駅まで歩けそうです。
そして、JR東福寺駅からは今夜一泊の予約をしている「新・都ホテル」へと直行で向かったのでした。ホテル到着は午後4時でした。めっちゃ疲れたので、早くお風呂に入りたい気分でした。
すぐにチェックインすると、指定されたのは9階の部屋でした。早速エレベーターホールへと向かうと、なんと!8基ものエレベーターが4基ずつ向かい合わせに並んでおり、一流大ホテルらしき雰囲気に圧倒されました。
部屋はカードを差し込むだけのオートドアで、ドアを開けて、また ビックリ!その広さにビックリ!こんなに広いツインルームに泊まるのは生まれて初めてです。
夕食は付けていないので、京都駅にて簡単な軽食で済ませることにしました。そのついでに、新年早々から開店している多数のお土産店を物色して周り、買い物を楽しんだのでした。
そして、午後8時過ぎにホテルへと戻っては、お風呂の準備をしました。バスルームもとっても広くて、贅沢そのもの!何ひとつ不満はありません。ゆっくりと湯船に浸かり、今日一日の疲れを癒すことができました。
「新・都ホテル」は、サ・イ・コ・ウ~!!
ルンルン♪~♪ d(⌒o⌒)b ♪~♪ルンルン
でも、やっぱり疲れていたのか?午後10時にベッドに横になると、家内が見ているテレビの音声がすぐに聞こえなくなり、あっという間に爆睡状態で「新・都ホテル」での一夜は瞬時に終わってしまいました。
2017年1月3日(火) 晴れ時々曇り一時小雨
今日も普段と変わらず午前5時に目が覚めました。妻はまだ爆睡です。静かに着替えては、朝の散歩に出かけると同時に、観光時のリュックサックを預けておくべく京都駅前のコインロッカーの確保に行きました。
そして、楽しみにしていた午前7時30分からの和洋朝食バイキングに向かいました。お正月とあってか、一流ホテル料理の数々による超豪華和洋バイキングは、とてもすべてを味わうことはできませんが、選んだ料理はどれも満足のいくものばかりでした。
超豪華和洋バイキングで満腹になったところで、京都新年の2日目は、レトロな喫茶店のコーヒーを味わいに行くことにして、午前9時30分にチェックアウトし、京都駅にて早朝に確保しておいたコインロッカーに家内のリュックサック等重い荷物を全て預けました。それも早朝確保しておいて大正解でした。すでにコインロッカーは、大型の一部以外空きはありませんでした。
重いリュックサック等をコインロッカーに預けたので、これで貴重品だけを持った身軽なスタイルでゆっくりと散策を楽しめます。そして、早速、目的のレトロな喫茶店を目指して地下鉄で四条へと向かいました。その喫茶店は「フランソア」という名前で、鴨川手前の四条通りから南へ入ってすぐの所にあります。
外観は、間口の狭い小さな喫茶店ですが、奥行きは比較的広くて造りはレトロそのものです。ただ、今は人気があるようで店内は満席でした。我々が入店した時ちょうど1テーブル空いたのですが、昔ながらの狭くて窮屈なテーブルとイスで、レトロ感が漂うものの快適感は全くと言っていいほどありません。他のテーブルは、見た感じでは狭いようには思わなかったのですが…。
出されたコーヒーはまぁまぁの味でした。ここではおよそ1時間、レトロ感たっぷりな風情を体感して喫茶「フランソア」をあとにしました。その後、四条大橋を渡り、四条通りの人込みを避けて南へ入り裏通りを抜けて東大路通まで散策しました。
そうこうしているうちに、もう午前11時30分と空腹感を感じる時間となりました。ちょうど目の前に私が写真撮影に京都に来ると良く利用する「餃子の王将」があるので、お昼は王将に決めました。
しかし、ここも満席で、待つこと20分。やっと2階のテーブル席を確保することができました。これでしばらくゆっくり腰をおろすことができてやれやれです。ここでは定番の「餃子と炒飯と焼きそば」です!(1人前ではありません!)…「炒飯と焼きそば」を半々で分け合って食べます。京都の王将の味は他店とはまた違って、我々にはとても美味しく感じます。
昼食休憩を済ませた後は、土産物店を覗きながら再び四条駅方面へとゆっくり散策を楽しみ、デザートとして、京都の抹茶スイーツで有名な「茶寮翠泉 高辻本店」へと大好物の「抹茶パフェ」を食べに行きました。
店内は若い人たちで満席でしたが、我々が入店した時点でちょうど1テーブルが空きました。ベストタイミング!早速おすすめの「翠泉パフェ」を注文したのでした。およそ10分待って届いたのは、超濃厚な抹茶味のフルコースと言える贅沢なパフェでした。
超美味しいデザートで京都の贅沢な味に舌鼓しているうちに、時間は午後の3時を過ぎていました。そろそろ帰路の準備にかからなければなりません。お土産などの荷物もあるので、帰りは「くろしお」で直行することにしました。
京都駅に戻っては再度お土産を物色し、「くろしお指定席」を購入しては夕食の駅弁を買い込んで電車の到着を待ちました。そして、京都17:47発特急くろしお23号(白浜行)に乗って帰り、今年の新年正月の京都の旅の幕引きとなりました。
あの人出で疲れ果てたにもかかわらず、過ぎればやっぱり来年も「正月は京都に限る!」と思うのが不思議なほど楽しい正月の京都です。




