下呂温泉2015
今回は久しぶりの1泊ロングツーリングとあって、バイクでの参加者3名はかなり気合が入っています。ところが天気予報では今日の午前中は雨模様で、午後からは晴れてくるとのことです。当初、岸和田SA集合出発時刻を午前7時と決めていましたが、このままでは出発時から雨中走行になるため、バイクでは少し辛すぎます。そこで、バイク組は、出発時刻を3時間遅らせて午前10時に変更しての決行となりました。
しかし、マイカーで行く私には遅い出発となり、また、バイク組と一緒に走ることは到底無理なので、勝手に出発させていただいて、途中でスマホ連絡による交信にて交流を図ることとしました。
(2015年5月16日~17日)
2015年5月16日(土)雨のち晴れ
和歌山北ICを午前7時20分に出発し、草津PAに到着した午前9時20分頃にはまだ小雨が降っていました。
バイク組は岸和田SAに午前10時集合となれば「現在、雨中走行中?」そんなことを思いながら、私はひとりのんびりと草津PAを後にしました。
そして、その後「伊吹PA」にてトイレ休憩した午前9時30分頃にはほぼ雨は上がりました。休憩後、バイク組が追いついて来ないかと時速80km程度でゆっくり走りましたが、1時間経過しても一向に追いついてきません。「おかしいなぁ?普通なら私の倍以上のスピードですぐに追い越して行くはずなのに・・・」
追いついてくれれば、どこかのサービスエリアで一緒に昼食休憩できるのに…と思いながらも、一向に追いついてこないし、正午になるとどこも満席になる恐れがあるため、まだ昼食には少し早いのですが、東海北陸自動車道に入り午前11時40分に長良川SAに入りました。
時間的にちょうど良く、レストランには空席があり、またひとりなので、すぐに注文できました。昼食を済ませておよそ30~40分後に出発し、カーナビの案内に従って東海環状自動車道から富加関(とみかせき)ICで午後12時15分頃に高速を降りました。結局、バイク組は高速で追いついて来れなかったようです。きっと予定よりかなり出発が遅くなったのでしょう。
高速を降りると県道58号線に出ました。宿泊予定の下呂温泉「山形屋」へはここからおよそ1時間程度で着いてしまうので、その前に、以前から一度行ってみたいと思っていた「下呂温泉合掌村」に行ってみることにしました。
再びカーナビの案内に従って県道58号線を進んでいくと、道の駅「平成」があったので、ここでひとまずトイレ休憩としました。およそ20分程度休憩した後、午後1時15分、再び「下呂温泉合掌村」へと向かいました。
そして、午後2時頃に「下呂温泉合掌村」に到着したのでした。駐車場に着いて車から降りると、心地よい風でとても気持ちが良かったことを記憶しています。
下呂温泉合掌村は、なんと!「白川郷などから移築した10棟の合掌家屋集落で、日本の原風景を再現した合掌の里です。」と下呂温泉合掌村公式ホームページに書かれていました。白川郷なら何度か行ったことがあるので、入っては見たものの、結局そんなに感動はありませんでした。そんなわけで、ここではあまり時間をかけることなく今夜の宿泊予約先の「山形屋」へと向かったのでした。
山形屋に到着すると、私ひとりにもかかわらず女将さんが出迎えてくれたのには驚きました。車の駐車は旅館のスタッフにお任せです。また、荷物もスタッフが運んでくれて、手ぶらでロビーへと入館です。なんだか重役にでもなった気分です。
その後、しばらくロビーでバイク組の到着を待ちましたが、40分ほどで到着できる旨の連絡があってからは先に部屋へと案内していただきました。そして、40分後、再び玄関で到着直後をビデオに収めるべく待つことおよそ1時間!まるでフェイントをかけられたかのように、思っていた方向の逆方向から下り坂を転がすようにして、あのけたたましい排気音もないままに、音もなく目の前にスーッと現れたのには本当にびっくりしました。
これでやっと全員集合です。いつものように先に温泉で疲れを癒しては、午後6時からの夕食時間を待ちました。
今回は比較的チェックインを早く済ませることができたので、夕食もゆっくり味わうことができました。やっぱり温泉旅館は早めのチェックインに限ります。
そして、また、いつものようにお土産の物色に夜の温泉街へと散策に出かけました。ところが、まだ午後8時過ぎだというのに、どこのお店も閉まっています。
風が心地よい5月の土曜日だというのに、温泉街に人がいないなんて、なんと寂れたことでしょう。本当に寂しい限りです。やむを得ず、記念写真だけで旅館へと戻ったのでした。
旅館ではいろんなお土産が販売されているので助かります。みんないくつものお土産を購入しては、いつものようにOさんだけがバイク掃除に玄関へ・・・残りのみんなは、明日に控えて着床です。おやすみ~ッ!
2015年5月17日(日) 晴れ
午前5時起床。静かな寝息が聞こえる中を、静かに朝の散歩に出かけました。外は晴れて青空の気持ちの良い朝となっていました。「今日はきっとハイテンションツーリングになるだろうなぁ!」バイク組の走りが目に浮かびます。
以前に来た時も思っていたのですが、飛騨川の河川敷に散策道があるのを旅館の窓から見ていて、ここを歩いてみたいと思いました。しかし、上の道路のどこから河川敷に下りるのか分りません。辺りを見回しながら下呂大橋まで来て、やっと見つけました。
飛騨川散策道は「しらさぎ緑地」内にあり、散策を楽しんでいる多くの方々に出会い、地元の人々に愛されているのが分ります。ここからは宿泊中の山形屋が仰ぎ見るように見えてきます。また、JR高山本線の飛騨川に架かる鉄橋がちょうど風景に溶け込んでいました。1時間のウォーキングを済ませて上の道路に戻ってみると、そこには「飛騨街道」と彫られた石塔がありました。
旅館に戻ると、まだバイク組は爆睡状態でした。朝食時間にはまだ早いので、先に露天風呂で温泉を楽しみに行きました。昨夜N氏が言っていたように露天風呂の湯温はやはりぬるく感じましたが、この方が長湯ができるので、良いと感じる方も多いのかも知れません。しかし、私にはぬるすぎます。
温泉の朝湯を楽しんだ後は、午前7時30分からの朝食の時間です。この頃にはバイク組も全員お目覚めです。
食堂では、並べられた料理の写真を撮ろうとしていると、仲居さんが、忙しく準備をする中で記念写真を撮ってくれました。
昨夜の夕食もこんな感じで、男性じゃなくて女性の「仲居さん」が良かったのになぁ…なんて思いました。
朝食を済ませて、帰路の準備にかかりました。私は車なので、すぐに出発の支度は終わりましたが、バイク組はそうはまいりません。レザースーツを身にまとうまで少し時間がかかります。それでも、外は絶好のツーリング日和なので、バイク組の気分はノリノリで絶好調の模様です。
チェックアウトを済ませて、玄関で旅館スタッフに集合写真をお願いしようと思いましたが、次々とチェックアウトする宿泊客で玄関が慌ただしくなり、そんな余裕もないままに私がバイク組の出発写真を1~2枚撮影できただけでした。
そして、午前9時30分、けたたましい排気音で女将さんの「ありがとうございました!」の言葉をかき消しながらバイク組の出発です。そのあとに続いて私も出発しました。目指すは郡上八幡方面です。
国道41号線から新道の256号線(濃飛横断自動車道)をしばらく進むとN氏から「長いトンネルを越えたら次を右折して岩屋ダムでいます!」との電話連絡が入りました。そこ岩屋ダムは文字通り岩を積み上げたようなダムでした。
ここでしばらく休憩した後、続いて「郡上八幡」の観光に向かいました。岩屋ダムを出発してから1時間もかからないうちに郡上八幡市内の安養寺前駐車場に到着しました。ここでバイク組と合流し、有料駐車場に車を駐車させて皆で市内中心街の古い街並みを散策して回りました。
通り両側には昔ながらの商店が軒を連ね、店の看板も当時のままで非常にクラシカルな雰囲気が保存されています。路地には水路が流れ、昔の(江戸時代?)生活環境がうかがえます。この日は日曜日とあって多数の観光客で賑わっていました。中には海外からのツアー客も多いように思いました。
観光案内図の順路にそってひととおり回り、ここで昼食休憩としました。入ったのは郷土料理「大八」という食堂で、私は飛騨牛の牛すき鍋定食をいただきました。
そして、昼食を済ませたところで午後1時過ぎに郡上八幡を後にしました。帰路は、次の休憩場所を長良川SAと決めて、近くの東海北陸自動車道「郡上八幡IC」へと向かいました。ところが、長良川SAは下りのみしかありません。いくら走っても見当たらないはずです。
走っているうちにN氏から電話が入り「長良川がなかったので、養老SAで待ってます!」とのことでした。高速道路は全く渋滞もなく非常にスムーズな走行ができました。この状態では、バイク組は超ハイテンションな走りを楽しんだはずです。それでも私が養老SAに到着したところ、ちょうどカフェでお茶しているところで、それほど待たせなかった模様です。
ここ養老SAでおよそ30分休憩した後、次に岸和田SAを最後の休憩場所と決めて再出発しました。その後も名神高速から京滋バイパス、第二京阪、そして近畿自動車道へと、途中全く渋滞もなく、非常にスムーズに岸和田SAへと午後5時過ぎに到着することができました。
車でもこれだけスムーズに走行できたことを思うと、バイク組は最高の高速ツーリングを楽しめたことでしょう。そして、夕食時間には少し早いかもしれませんが、レストランで軽く夕食を済ませては、午後6時過ぎにここ岸和田SAで解散しました。
初日の出発時点では、思わぬ雨の影響でどうなるかと心配しましたが、昼前からは急速に回復し、今日は快晴に恵まれて、爽やかな5月の風の中をルンルン気分で最高の「春季一泊ツーリング」を楽しむことができました。またの機会を楽しみに、みなさん!どうもありがとうございました。











