ビーナスライン2010

【もくじ】
10/10>和歌山~茅野市~女の神展望台~蓼科グランドホテル滝の湯
10/11>ホテル~美ヶ原~諏訪湖SA~和歌山

 今年はクラブの皆さんの都合により、当初からS.N氏、O氏、Y氏、そして私の4名と少人数の参加となり、いつもと違って少し淋しいツーリング計画となりました。さらに、出発予定1週間前のアクシデントにより、Y氏が欠席となったことから、最終3名でのクラブツーリングとなりました。

ALBUM

(2010年10月10日~11日)

 やむを得ず、急きょ宿泊予約を済ませていた平湯温泉「安房館」へ1名減の依頼をしました。すると、返って来た答えが却下!?自分の耳を疑ってしまいました。「え…ええッ!?どういうことですか?」と問いただしてみると、「うちも商売ですから…。」との一点張り!

 旅館側の言い分は「最初は6名様のご予約で3名様用のお部屋を2部屋ご用意させていただいておりましたが、その後4名様にご変更されたので、5~6名様用の広いお部屋を1部屋に改めてご用意させていただいておりました。しかし、それがさらに3名様となると…。3名様用のお部屋があいにく満室となっておりますし、5名様のキャンセル待ちが3組ございまして…。うちも商売ですから…。申し訳ございません。・・・・・」何度か押し問答の末に電話を切られてしまいました。😞アチャー…。

 最悪の事態!日程が押し迫ったこの時点で宿泊先の変更はちょっと厳しい!急いで、どこでも良いから信州方面で空いているホテルを探しました。すると…なんと!まだ空きがありました。諏訪湖の湖畔で、上諏訪温泉「諏訪湖ホテル」が取れたのです。ツーリングコースの変更が必要ですが、ホテルが予約できて、ホッと胸を撫で下ろしました。

 ところが、週間天気予報が計画の2日とも雨マーク!?さらに直前の出発予定日前日の予報では、10/10(日)の午前中まで雨が残りそうでした。こうなれば、もう仕方がありません。当日から雨中走行は楽しくないことから、今回はちょうど3連休なので、計画を1日延期し、旅館の空き情報を見たうえで、行き先についても中国・四国方面も視野に入れて変更してはどうかとメール連絡しあったのでした。

 また、1日延期しても、この時点では「諏訪湖ホテル」には10/10(日)の空きはまだありました。そして、3名と少人数が功を奏し、すぐに意見がまとまりました。1日延期することにして、行き先は当初の計画どおり信州方面に決定!

 しかし、喜びもつかの間でした。変更計画をメールしておよそ2時間後のこと、「諏訪湖ホテル」の10/10(日)が満室となっているではありませんか!?

 私は事前に、10月8日(金)は年休を取得していたので、ちょうど良かったというか、この緊急事態?を避けるべくインターネットと電話を駆使して旅館の空き情報収集に専念することにしたのでした。

 そうするとどうでしょう。なんと!直前キャンセルがあったのかどうか分かりませんが、何度調べても空きの無かった目的地周辺のホテルに、な・なんと!!「おまかせ客室」ではありますが1部屋の空室が見つかったのです。

 それも、蓼科の高級ホテル「蓼科グランドホテル滝の湯」ここなら全員?が納得するはずだ!そう感じました。早速、メール連絡すると、参加者全員大喜び!!

\(^o^)/ \(^o^)/ \(^o^)/

そして、予報どおり10/9(土)は警報が出るほどの大雨となり、これではツーリングは中止せざるを得ない状況でした。でも、1日延期したことで、その後の急速な回復により、出発当日の10/10(日)の早朝には雨は上がって、ここで、私は準備していたレインウェアをツーリングバッグから取り除いたのでした。


2010年10月10日(日) くもりのち晴れ
 早朝に雨は上がり、天気予報は晴れマーク!そして西日本から関東方面にかけて25℃以上の夏日となる予報が出ています。それでも、雨になることを思ったら…今日もこの先晴れマーク!明日も全国的に晴れマークの予報に最高の気分です。

 ウキウキ気分で午前5時30分にはCBRにまたがっていました。そして、まずはGSにて燃料満タンにし、岸和田SAへと向かいました。私の到着時点では、まだ誰も来ていません。時間は6時と、まだ待ち合わせの時間まで30分ほどあったので、SAに設置のインターネットにて、高速道路の渋滞情報等検索していると、O氏が到着し、続いてS.N氏も到着しました。

 参加者全員が集合したところで、燃料補給や休憩の場所を打ち合わせ、予定どおり午前6時30分に出発しました。

 行きは近畿道から第二京阪→京滋バイパス、そして名神から中央道と、ほとんど渋滞もなく、爽快な高速ツーリングを楽しみながら正午過ぎに諏訪ICを降りました。

 そして、昼食は信州そば処「そば蔵諏訪インター店」にて「ざるそば」の昼食です。特に、私は苦しい減量生活を乗り越えて、どうにかレザースーツに身を入れることのできる体型にできたことから、高カロリー食は控えなければなりません。だから「ざるそば」は正解です。

 昼食を終えて、まずは茅野市からR152でビーナスラインへと入り、今夜の寝床「蓼科グランドホテル滝の湯」の下見をすることに…。そして、7年前の信州ツーリングでも行ったことのある「白樺湖」の湖畔で記念撮影をしました。

 そして、再びビーナスラインツーリングを楽しんだところで、小粋な喫茶店「breeze cafe(ブリカフェ)」を見つけ、ここでしばらく休憩してホテルチェックインまでのひと時を寛ぎました。

 喫茶店で少し疲れを癒しては、ホテルの方面へ向かおうとしたのですが、あれれ??どこで道を間違えたのか、蓼科方面へは通行止めで行けません。迷っているうちに最初に行きたくて通行止めで行けなかった「女神湖」に到着して?しまいました。

 女神湖が見れて良かったのですが、どこでどう間違えたのか?念のために地図を見て分かったので、納得。

 途中、「女の神展望台」にて小休止を交えながら、どうにか「蓼科グランドホテル滝の湯」へ到着することができました。

 そして、また、O氏のご無理を受け入れてくれたのか?迎えてくれたホテルの支配人らしき人が、屋根付きの駐輪場所へと案内してくれたのでした。本当にありがとうございます!これで夜露が防げます。

 早速チェックインを済ませては、部屋に案内されると、そこは洋室でした。クラブツーリングでは初めての洋室ではありますが、うん!ベッドも悪くないですね!部屋はせせらぎの音が聞こえる風情のある部屋でした。

 すぐに着替えて、疲れを癒すべく大浴場へと向かいました。そこは「滝の湯」と言う名のごとく、滝を目の前に眺める素晴らしい大浴場でした。本当に広々とした浴槽で、これって何人入れるのだろう?ホント!広かったね!

 入浴後、もうひとつの楽しみである「野天風呂」を下見しました。ここは、寝る前に入ることに…。

 それから続いての楽しみは、今回、3連休の特別宿泊プラン(「秋得【10月連休限定♪生ビール含む!飲み放題付】ステーキ&高原野菜豪華30種!バイキングプラン」)の夕食です。早速、レストランフロアーへと向かいました。

 このプランは大正解でした。好きなものを好きなだけ食べられて、その上、生ビールをはじめ、ウーロン茶から各種飲み物が90分飲み放題!ダイエット中の私にとっては残すことなく取れて、残すと「もったいない」という気持ちから食べてしまうことがないので、いいですね!

 ところが、O氏が私の前に、次から次に「生ビール」の配膳大サービス!注いでしまった「生ビール!」、これでは残すと「もったいない!」という気持ちになってしまうじゃあ~りませんか^^!!結局、今夜の減量計画は、この生ビール5杯にて中断を余儀なくされました。

 お腹がいっぱいになって、しばらくゆっくりしたところで、ここホテル内の土産物売り場にお土産の物色に行きました。

 バイクツーリングの場合、走行中のお土産購入となると少しばかり面倒なので、ホテル内で購入できるのが本当に便利です。

 そして、本日の最終イベントである「野天風呂」を楽しみに出かけました。「露天風呂」ではなく「野天風呂」と名を打っているだけあって、全くの別棟に脱衣施設が設置され、その横に下屋を設けただけの広い浴槽がありました。すぐそばを谷川が流れ、せせらぎが耳に心地よく聞こえてきます。あまりの気持ち良さに、時間の経過を忘れそうです。

 野天風呂でゆっくりとした時の流れを楽しんだあとには、自然と睡魔が訪れて、この日の幕を閉じたのでした。


2010年10月11日(月) 体育の日 晴れ
 午前5時起床。まだ両隣のS.N氏もO氏も爆睡中。そんな2人を起こさないように、そっと朝風呂を浴びに大浴場へと向かいました。大浴場には、早朝から数人がすでに朝湯を浴びに来ています。ここのホテルの大浴場はとても広いので、5~6人が浴槽に入っても、湯気で隠れてどこにいるのか分からないほどです。

 朝湯を浴び、気持ち良く目覚めて部屋に戻りましたが、まだ、2人とも爆睡中。そこで静かにシェーバーで髭を剃り、午前7時30分からの朝食時間を待ちました。時計は午前6時30分、まだ1時間もあります。

 ボリュームを絞ってテレビの天気予報を見ていると、なんと!今日一日は、長野南から帰路のルートにかかる西日本全域が晴れマーク!そこで一句「♪ツーリング 晴れてくれれば すべてよし♪」最高の気分でカーテンを開けて、空を見上げました。予報どおり青空が広がっています。

 あまりの気持ち良さで、窓を開けて部屋を明るくし、寝ている2人を起こしてしまいました。そして、そのまま2人は朝湯を浴びに出かけたのでした。時間は6時45分を過ぎています。

 2人が朝風呂から戻った頃には、ちょうど朝食の時間です。さぁ!待ちに待った朝食バイキングだ!と、思っても、私は減量中の身。好きなだけ食べられる身体ではありません。でも、好きなだけ食べてしまった後の減量の方がなお苦しいから、今は、我慢、我慢…。

 楽しい朝食バイキングを済ませたところで、快晴の気持ちの良い朝の蓼科の空気の中に、VFR1000、R1、CBR954の排気音が響きます。さぁ!ビーナスラインへと出発です。

 コーナーを曲がるたびに次のコーナリングが待ち遠しいほど気持ちの良い道なので、周りの景色を見る余裕などありません。

 最高の高原ツーリングを楽しみながら、撮影ポイントの展望駐車場で小休止です。少し暑いくらいの陽光を浴びながら、ここは時間をかけて三脚撮影。思い出が消えてしまうことのないように、みんなのカメラにしっかりと収めることにしました。

撮影ポイントの展望駐車場で小休止です。

 そして、また、次のコーナーへとバンクさせていきました。いくつかのコーナリングを楽しむうちに、あっという間にビーナスラインの最終点「美ヶ原」の美ヶ原高原美術館駐車場へと到着です。ここでは、北アルプスの大パノラマをバックに記念撮影。何枚撮影しても飽き足りないくらい気持ちの良いロケーションは、ここから帰りたくない気持ちにさせられてしまいます。

 しかし、我々には今日1日しかありません。残された時間は、あとわずかです。明日はみんな仕事が待っています。また、現実に戻ってしまうことになるのです。う~ん…仕方がない!帰路に着きますか!

 まずは、中央道の諏訪ICを目指して走ります。途中、これといった昼食場所がなかったことから、諏訪湖SAで昼食と決めて、諏訪ICから中央道へと入りました。1つ目のSAなので、あっという間の到着です。

 早く着いたのは良かったのですが、なんと!どこもかしこも満席、満員状態です。それでもどうにか並んでは、なんとか席にありついて、私は減量食メニューの「そばづくし」で抑えておきました。

 昼食後は、諏訪湖が見えるテラスで休憩し、再び中央道に出ました。ところが、三連休の最終日とあって、帰路に着く車で大渋滞!諏訪湖ICを午後2時30分過ぎに出ましたが、名神高速の羽島PAで小休止した頃にはとうに陽が沈み、時刻は午後6時15分になっていました。

 まだまだ渋滞は解消せず、これから近畿道までかなりの時間と体力が要求されそうだす。それでも、どうしても帰らなければならないこの身分。疲れるね~ッ!!

 そんな思いで、再びバイクにまたがりました。そして、次のガスチャージ場所である「多賀SA」へと再出発したのです。行けども行けども渋滞は解消することもなく、疲労はピークに達しています。

 そして、渋滞を切りぬけながら、やっとの思いで「多賀SA」へと午後7時頃に到着しました。もう、お腹が空いてペコペコです。どこででも、何でも良いから、早く食べたい!

やっとの思いで「多賀SA」へと午後7時頃に到着しました。

 ところがなんと!レストランも軽食メニューも、どこもかしこも満席、満員状態でした。レストランに並ぶのは大変なので、私とS.N氏が「カレーハウスCoCo壱番屋」、そして、O氏はハンバーガーと各自で好きなお店を選び、空いた丸テーブルを確保して、簡単メニューでどうにか夕食を済ませたのでした。

 それからお腹を空かしたバイクのタンクを満タンにして、次の休憩場所に決めた「菩提寺PA」へと再スタートしました。

 あいかわらず渋滞が所々で発生し、邪魔な車どもを抜き去りながら「菩提寺PA」へと到着です。ここで休憩を取っておかないと、京滋バイパスに入り近畿道を通って「岸和田SA」まで休憩場所がありません。ここでは、トイレ休憩のみとして、午後9時頃に再出発しました。

 渋滞は、第二京阪道路に入った頃から徐々に解消し、どうにかスムーズな高速ツーリングらしき走りを楽しめるようになりました。そして、無事「岸和田SA」に到着です。近畿道では快適な高速ツーリングで、渋滞の疲れもどこかに消えていきました。

無事「岸和田SA」に到着です。

 今年の「秋季一泊ツーリング」は、参加者がわずか3名とクラブツーリングとしては少々物足りなかったかもしれませんが、そこは少人数のメリットだけを利用して、それはそれなりに楽しめたので、全体的には良い思い出になったと思います。

 大雨の影響により、予定より1日延期となりましたが、そのことが功を奏し、ビーナスラインでは、天候に左右されない秋晴れの快適なツーリングを楽しむことができました。

 また、明日から仕事という現実に戻されますが、どうにか英気を取り戻し頑張れそうな気がします。それでは、次回まで、クラブのみなさんも健康には十分ご留意され、また、ミーティングで思い出を語り合いましょう!

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