三方五湖2005

 新緑輝く爽やかな初夏の風に乗って、目指すは、福井県嶺南地方。「三方五湖」への1泊ツーリングを愉しみます。京都府を縦断する国道162号線で北山のワインディングを駆け抜けると、そこはもう日本海。絶好の日和に恵まれて、心身ともにリフレッシュ!気分最高の2日間となりました。

ALBUM

(2005年5月14日~15日)


2005年5月14日(土)
 やっと私の春がやって来た!って感じです。季節が春に近づくと、毎年確実に襲ってくるのが「花粉症」です。みんなから「気持ちの良い季節になってきたなぁ!」って声が聞こえてくる頃に、辛い毎日が…それから約3ヶ月もの長期間続くのです。

 今年はまた、例年になく大量の飛散により、重症!その辛く長い日々が過ぎ、やっとその症状も治まって、予定していた今日のツーリング。待ちに待ったこの日がやって来たのです。

 午前7時、和歌山ICで仲良し「R1」と待ち合わせの約束をしています。高速道路に入る前に燃料を満タンにして、クラブのMr.DOIに取り付けてもらった無線のSW.ON!「R1」を呼び出してみると、すでに和歌山ICに到着の様子。

 Oh!使い心地は最高!出発前にいちいち無線をタンクバッグに入れて持ち出す必要なし!超気持ちいい~ッ!「ありがとう!Mr.DOI」そんな気持ちを胸に楽しく交信しながら、約束時間の10分前に和歌山IC到着です。

 天気は快晴!本当の五月晴れです。待ちに待った久しぶりのツーリングのためか、心の高ぶりを覚えます。まずは、岸和田SAまで。走行中はパンチングパンツでは、朝の肌寒さを感じます。この季節は朝と昼の気温差が10℃程あるために、服装には気を使います。

 今回のツーリングコースは高速道路を利用して京都南ICまで走り、京都市内から国道162号線を北上して美山町を経由し、日本海に貫けて小浜町に出ます。その後、海岸線に沿って三方五湖を巡り、国道27号線を西進して本日宿泊予定の「リゾート イン キシモト」で1泊します。

 2日目は日本最大級の原子力発電所である大飯発電所の「おおいり館」を見学し、その後地方道1号線から国道27号線、京都縦貫自動車道、名神高速、そして、近畿自動車道へと帰ってきます。

 今日は土曜日ですが高速道路は比較的スムーズで、名神高速道路で一部渋滞があったものの、京都南IC到着は午前9時前でした。岸和田SAを出発して以来、一度も休憩を取っていなかったので、国道1号線に出たところでコンビニでのトイレ休憩としました。

 京都市内からは国道162号線の周山街道で栂尾から中川トンネルを貫け、北山杉で有名な杉林に囲まれたワインディングを爽快に駆け抜けます。しばらくの間ワインディング走行を愉しむと、「かやぶきの里」で有名な美山町に出ました。

「かやぶきの里」で有名な美山町に出ました。

 ここでの時間は11時、かやぶきの里を観光し終わるころには、ちょうど昼食時間です。美山町自然文化村「河鹿荘」でお昼にしました。

 かやぶきの里を観光後、また元来た道の国道162号線に戻り、再び小浜市へと日本海を目指して走ります。旧堀越峠の堀越トンネルを貫けると、そこからは、走り応えのあるワインディングの連続です。バイク特有のコーナリングの醍醐味を愉しみながら、日本海の光が眩しい小浜市に到着です。

 小浜市からしばらくは、日本海を見下ろしながらの気持ちよい快適ロードが続くのですが、あっと言う間に「ええーっ!?これって国道?」道を間違えたかに思えるほど極端に狭くなり、焦ってしまいます。ふと右を見上げると、谷を跨ぐ橋梁の建設工事がされていました。新しい道路が建設されているようです。

 海沿いの狭い旧国道を通過し、県道216号線に出て、目的の「三方五湖」を望みながら「三方五湖レインボーライン」を走ります。ここは有料道路で、途中、三方五湖の展望台に立ち寄りました。

三方五湖の展望台に立ち寄りました。

 ここからは、三方五湖はもちろんのこと、遠く常神半島から若狭湾まで望む素晴らしい景観が愉しめます。

 三方五湖の眺望を愉しみながらバイクを休ませているうちに、時間は既に午後3時を過ぎています。そろそろ今夜の宿泊地である高浜町の「リゾート イン キシモト」へと向かわなければなりません。「リゾート イン キシモト」は、国道27号線を若狭町からJR小浜線に沿って西進し、若狭高浜駅近くを海岸線に入った所にあります。

 午後5時、「リゾート イン キシモト」へ無事到着です。日本海がすぐ目の前のロケーションで、夏は最高のリゾート地となるそうです。トクーの直近予約による格安での利用にもかかわらず、食事は部屋でいただけます。豪華な部屋を望まなければ、風呂も料理も私には十分過ぎるほどでした。それにビールは、ビンビール以外にジョッキによる生ビールだって注文できるのです。最高!


2005年5月15日(日)
 1泊の楽しい一夜は心地よい疲れと共に熟睡でき、あっと言う間に午前5時になりました。爽やかな目覚めで気分も最高!横を見るとR1氏が爆睡中!私は、いつものように起床、朝風呂へと向かいます。その後、ロビーで朝刊に目を通しながら、テレビの天気予報を…。今日は「くもりでところによりにわか雨」とのこと。雨に遭わなければ良いのだが…。

 そうこうしていると、R1氏が起床。早速、愛車の掃除をするそうです。私は、午前8時からの朝食時間をテレビを見ながら待つだけです。

 朝食は、駐車場前の喫茶店風の食堂でいただきます。カレイの一夜干しがとっても美味しかった。満腹感に浸りながら、午前8時45分チェックアウト。2日目の予定コースである「大飯発電所」に向かいます。

 大飯発電所は大島半島の先端に位置する、関西電力が誇る日本最大級の原子力発電所で、1号機から4号機まであわせて471万kwの発電能力があるそうです。敷地面積は188万立方mで、数字だけ聞いてもピンときませんが、な、なんと甲子園球場の約50倍の広さとか。すごい!の一言ですね。「おおいり館」を見学すれば、いろんなことが学べます。

 大飯発電所の「おおいり館」を見学後は、大島半島を再び県道241号線で「青戸大橋」を渡ります。

 そして、お土産を求めて、国道27号線沿いにある道の駅「シーサイド高浜」に立ち寄りました。お土産の購入も済ませ、これからはもう帰路につくことになります。帰り道は、また違ったルートで帰りたいねって、宿で2人で決めました。今居る国道27号線から府道16号線に入り、大飯町で交差する府道1号線に出ます。

 府道1号線は国道27号線の抜け道で、交通量も少なく非常に走り易い道路です。走り易いだけあって、途中のバス停を見てビックリ!!「あやバス」と書いてあるその上に〝予約〟?電話で予約を入れておかないと停まってくれないってことかなぁ?

府道1号線は国道27号線の抜け道です。

 府道1号線から綾部市で再び国道27号線に出たところで、時間は既に午後1時でした。空腹感を感じ、昼食場所を探しながらの走行となりました。ふと大きな看板が目の前に現れたので、良く見ると道の駅「和」です。迷わず飛び込みました。

 道の駅「和」での昼食休憩を済ませ、さぁ!再出発しようとするときに、ポツリ、ポツリと、雨?らしきものが…。雲行きも怪しい…。雨の間を縫うようにして、濡れずに走ろう!そんな気持ちでバイクをスタートさせました。

 走り行くうちに、ところどころで青空が見え隠れしています。大丈夫でしょう!少しは雨の不安から解消されたのか、2人の無線の会話にも弾みが出てきました。ようし!ここから京都縦貫自動車道だ!「ビューーーーンと快走できるぞーッ!!」そんな気持ちを伝えたくても、電波と同じ速度では、到底無線は届きませ~ん!

 京都市内からは、一般国道を利用して名神高速道路の大山崎ICまで走ります。再び高速で吹田JCTまで来るうちに、幾度となく側道には雨水の流れた後が残っていました。まるで降る雨と雨の間を縫うように通り抜けてきたようです。

 吹田JCTに到着して、R1氏が燃料残量の少ないことに気付いたようです。そういえば、2人とも昨日「小浜」で旅館入館前に給油したきりでした。あれから走行距離は200kmを超えています。

 このままでは、次の給油所は「岸和田SA」までありません。でも、以前も同じような経験があり十分足りることが分かっていたので、普通に走行する限りでは途中のガス欠はないことから、私には不安はありませんでした。しかし、「R1」はねぇ…走り方にもよるしねぇ…???

 まぁまぁ…!ガス欠の不安からか、R1氏のその走りのおとなしいこと…。

 (^_^) 岸和田料金所までは覆面も知らん顔??でしたね。

 燃料不足のおかげ様?で、無事「和歌山IC」への到着です。

無事「和歌山IC」への到着です。

 初日は快晴の中での爽快ワインディング走行を味わって、今日は少しの降雨不安を抱えての高速直線道路を愉しんだ。最高のツーリングと言っても言い過ぎじゃない二人旅となりました。R1氏さん「おつかれさ~ん!」でした。

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