小浜カニかに旅行2024
何年か前から「カニが食べたい」「以前食べたあの太い脚のズワイガニを...。」そんな思いが昨年コロナウイルス感染症が5類に移行されてからずっと思っていました。いつもの旅のメンバーと打ち合わせて予定を立てたところ、2024年3月なら予定が立つことがわかり、T.Iさんの食物アレルギー(甲殻類)の関係からカニとフグが食べられ、また、Y.Mさんへのベッド優先を考慮して宿泊施設を探したところ、若狭湾・小浜に位置する「ホテルせくみ屋」を見つけました。
1月早々に電話予約を入れてみると、3月27(水)~28日(木)で予約を取ることができたのでした。ところが3月初旬にT.Iさんが脳梗塞で急遽入院され、ご主人のT.I氏と一緒にキャンセルされることとなったことから、やむを得ず、今回はK氏、Tさん、K.M氏、Y.Mさん、そして私の計5名で行くことにしたのでした。
交通手段は、K氏所有の「大型8ナンバー改造キャンピングバス」に乗せていってくれるとのことで、とっても助かります。K氏はT.I氏の古くからの友人で、今回T.I氏が奥様の事情で参加できないことから、K氏には恐縮ですが、折角予定を組んだのだからとキャンセルすることなくバスを提供していただき感謝しています。
ちょうどその頃、元日早々発生した能登半島地震への国の復興支援による「北陸応援割」が出されることとなり、予約したホテル、福井県も対象地域で3月8日から受付が開始されることとなりました。それにあわせて申し込んだことで宿泊代金が半額割され、格安にて「カニかに旅行」ができることになったのでした。
(2024年3月27日~28日)
2024年3月27日(水)晴れ
午前9時にK氏の駐車場へ集合し「和歌山IC」から一路北陸自動車道「敦賀IC」を目指しました。ところが「岸和田SA」に近づきつつある電光掲示板に事故による渋滞ありの表示があり、想定外に時間を要し現地到着が遅くなりそうですが、とりあえず岸和田SAにてトイレ休憩を済ませることにしました。
阪和自動車道から近畿自動車道、そして吹田JCTから名神高速道路へと進み「多賀SA」での昼食休憩を予定していましたが、渋滞が収まらず、途中の「桂川PA」にて昼食休憩としました。ここでは夜の「カニづくし料理」に思いを馳せ、簡単に「きつねうどん」で済ませました。
ゆっくり休憩を済ませては、再び北陸自動車道「敦賀IC」を目指しました。しかし、本線に戻っても渋滞は収まらず、延々と続いています。当初昼食休憩を予定していた「多賀SA」に着いた頃には予定より2時間10分遅れていました。
それでも米原JCTから北陸自動車道に入った頃から渋滞は収まり、その後は「敦賀IC」まで順調に進むことができました。予定よりも1時間30分遅れていますが、ここまでくれば、もう後はホテルを目指すだけですから、予定していた「三方五湖レインボーライン山頂公園」へ立ち寄ることにしました。到着は午後4時ちょうどでした。
ここでの山頂からの風景は晴天にも恵まれて最高の眺めでした。ここまでの道のりは「三方五湖レインボーライン」というヘアピンカーブの連続で、大型車では運転に疲れを感じたことでしょう。K氏の運転に改めて敬意を表したいと思います。ここで約40分楽しんだ後、ホテルへと再出発しました。
予約していた「ホテルせくみ屋」に到着したのは、午後5時30分頃でした。公式ホームページの写真で見たイメージとは違って、外壁等に少し老朽化が見て取れるホテルでした。
部屋は9階の3部屋で、日本海を望む窓からの風景はとってもキレイでした。すぐに部屋の一室でT.I氏差し入れのワインを開け皆で乾杯したのでした。宿泊プランには「★大満足かに7品!【かにづくし】姿蟹1杯・カニ刺し・焼かに・かに雑炊!」を選んで予約しているので、18:30からの夕食が待ち遠しくてたまりません。
時間になって食堂に行き、案内されたテーブルに着いて、その瞬間がっかりしました。想っていたイメージとは全く違い、非常に小ぶりのカニが出されていたからです。「ナニコレ珍百景」って感じでした。
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| ハサミの大きさと比較してください |
北陸応援割での半額プランで格安ではありますが、まるで料理も価格に合わせたかのようでした。お酒はまぁまぁ美味しく頂いたので、これで心を落ち着かせ部屋に戻って朝まで爆睡しました。
2024年3月28日(木)晴れ
午前4時起床。朝風呂は午前6時からなので、それまでウォーキングに行こうと思い玄関まで出たのですが、気温は9℃と予想以上に風が冷たく感じたので、やめました。ダウンコートがあれば良かったのですが、昼間の暖かさから用意してきませんでした。残念。部屋に戻って二度寝しました。
次に目覚めると5:45でした。5:55にはK.M氏からの電話による入浴の合図があり、朝風呂温泉に行きました。ところが、ここでも不満な思いをさせられました。シャワー水温が適温に合わせられず、しばらく水しか出てきません。出し続けていると熱くなったり冷たくなったりと安定しません。止む無く洗うのをやめました。
そして、湯船に入ると、今度は熱過ぎて私には入れる温度ではありません。何とか側面の階段に腰まで浸かりましたが、深く腰掛けられる作りではなく、そこでもまたまた湯垢がプカプカ浮いているではありませんか。こんな不潔な温泉は初めてです。早々と上がりました。
次に楽しみなのは朝食ですが、な・な・なんと!見た目にも量的にもしょぼい料理で、今は無き「かんぽの宿」の朝食バイキングと比べても比較にならない低レベルでした。
でも、どんなに心で不満に思っても、ここを選んだ私の責任です。ご同行の皆さんには本当に申し訳なく、お詫びの言葉がみつかりません。
天気にだけは見放されることなく、今日も朝から晴れやかです。早速チェックアウトし、ホテルを後にして今日の予定の「舞鶴赤れんがパーク」へと向かいました。到着は午前10時でした。舞鶴若狭自動車道を利用したので、道は貸し切り状態で非常にスムーズに到着できました。
大日本帝国海軍の軍事拠点として舞鶴にも鎮守府が設置され、この赤れんが倉庫は当時多くの軍事物資を保管するために必要不可欠な倉庫として建設され、平成28年(2016年)4月には、「鎮守府横須賀・呉・佐世保・舞鶴〜日本近代化の動を体感できるまち〜」として日本遺産に認定されたそうです。
今では倉庫内は観光施設として利用され、お土産物売り場等が入店されています。私たちもここでお土産を購入し、私は「海軍さんのカレー」を買いました。
そして、続いて向かったのは五老ヶ岳公園の「五老スカイタワー」です。天候に恵まれたことで舞鶴湾等の眺めは最高でした。
ここでは11:30頃まで過ごし、その後、昼食休憩を兼ねて道の駅「舞鶴港とれとれセンター」に行きました。到着時刻は12:10頃でした。
ここは地元で獲れる海産物の市場が並び、これらの食材を利用した食堂が軒を連ねています。どこで食べようか迷ったのですが、お寿司や海鮮丼の「とれとれ寿司」で海鮮丼を食べました。
昼食休憩を済ませたので、これからは高速道路に入り一路「和歌山IC」を目指します。途中「南丹PA」、そして、阪和道「岸和田SA」にてトイレ休憩を済ませ、午後5時頃に無事帰着することができました。
大型キャンピングバスをご提供いただき、その上ずっと運転もしていただき、何とお礼を申し上げて良いか分かりません。本当にありがとうございました。
そして、皆さま、お疲れさまでした。楽しい時間を過ごさせていただいたことに、改めて深く感謝申し上げます。またの機会にもよろしくお願いいたします。
THE END











