和歌山すさみ温泉2020
交通指導員のメンバーと私の計7名で、今回は和歌山県観光振興課主催の「わかやまリフレッシュプラン」を利用して、すさみ温泉に行く計画を立てました。
(2020年7月30日~31日)
このプランは、新型コロナウイルス感染拡大に伴う世界的なパンデミックにより、感染拡大防止対策として政府による自粛要請を受け、その反動により経済活動が委縮する中において、多大な影響を受けることとなった観光事業社への支援策として設けられたもので、和歌山県民が同県内を観光する場合のみに利用できる宿泊料金の割引プランです。
レンタカーは、いつも利用させていただいている「100円レンタカー」で、利用時間は当日午後2時から翌日午後2時までの24時間としました。車は8人乗りの日産セレナをお借りできることになりました。道路は往復高速道路「阪和道・湯浅御坊道路」を利用することにし、時間に余裕があれば途中で寄り道して帰ることとしました。ただ、高速道路に乗ってしまえば、目的地まで途中にあるのは小さなPAだけで、立ち寄りするには高速道路を一旦降りなければならないので、行きは目的地に直行することとしました。
2020年7月30日(木) 晴れ
今回は24時間ツアーということもあり、いつもの喫茶店を午後2時30分の集合・出発としました。
今年は例年になく長い梅雨で、近畿の梅雨明けはこの日はまだ発表されていません。また大雨も多く、梅雨の最中は九州地方に終盤には東北地方に河川の氾濫等による床上、床下浸水等の大きな被害をもたらし、多数の犠牲者が出ました。
幸いにも和歌山地方には大きな被害もなく、今日から晴れの日が続くとあって梅雨明け発表も間近で、今日からは、今度は熱中症対策が必要なようです。
出発時、レンタカーのカーナビをセットし途中まで来ましたが、国道に出て和歌山南ICの方向に向かった時点でカーナビに道がありません。カーナビに搭載の地図が古いために、新しい「和歌山南IC」はまだ載っておらず「海南IC」へ向かうように案内しようとします。
やむを得ずカーナビを無視して「和歌山南IC」へと向かうのでした。高速に乗ってしまえば、あとは「日置川IC」まで道なりに走るだけです。
でも、良かったのはオートクルーズ機能が搭載されていたので、アクセル操作を必要とせずに一定速度で走行でき、非常に楽に運転することができたことです。目的地までほぼ一本道なので、元々カーナビは重要視していませんでした。
途中、のどの渇きを癒そうと思いましたが、自分の車へは積んだはずのペットボトル(水道水)をレンタカーと乗り換えた時点で取り忘れたことに気づきました。そこで、ちょうど印南PAがもうすぐだったことから、トイレ休憩を兼ねて水を買うことにしました。
しかし、設備が整っていないためか、ここではモバイル決裁はもちろんカード決済もできません。店内レジも自販機も、いわゆる支払いは現金のみ(一部一機の紙コップコーヒー自販機を除く)で、このデジタル時代に何と遅れていることかと思いました。
私は既に何年、否、十年以上も前から「おサイフケータイ:EdyやID」を利用しており、普段はスマホ決済で現金は持ち歩かないようにしています。だから、現金決裁のみの店舗へは行かないし、このような場合は本当に不便を感じます。
そんなことを思いながら、再度車に財布を取りに戻り、自販機でポカリスエット1本を購入して再出発したのでした。
そして、高速道路を「日置川IC」で降りては一般道から国道42号線を辿り、午後4時20分頃に無事目的地の「ホテル ベルヴェデーレ」に到着できました。
当日は、平日の木曜日とあってか、また、新型コロナウイルスの影響か分かりませんが、駐車場は比較的空車があり楽に駐車できました。しかし、コロナ禍なのに他府県ナンバーの車も少し見受けられました。
我々は、和歌山県主催の「わかやまリフレッシュプラン」を利用しての県内旅行ではありますが、このプランを利用せずに県外から来られることへの自粛要請等は特に行っておりませんから、来るもの拒まずということでしょう。
駐車してホテルの玄関へと向かうと、表には背の高いたくさんの花をつけた木が植栽されていました。あまりにも見慣れない珍しい彩りの花をつけた木だったので、玄関ホールのスタッフに木の(花の)名前を尋ねてみると「ブーゲンビリア」と言うらしいです。
早速ネットで調べてみると「ブーゲンビリア(Bougainvillea)は、オシロイバナ科ブーゲンビリア属に属する熱帯性の低木である。和名はイカダカズラ(筏葛)、ココノエカズラ(九重葛)である。」とありました。しかし、この木は玄関の屋根に届くほど高く、決して低木ではありません。
まぁ、色んな種類があるのだろうと思った次第です。育てる環境によるのだと理解しておきます。
そんなわけで、ブーゲンビリアに気を寄せているうちに、本プランの代表者であるM氏がチェックインの手続きを済ませてくれていました。
早速部屋に案内していただき、7名がそれぞれ夫婦2組と男性3名の3部屋に別れては、夕食までの時間をビールで乾杯したりテレビで相撲を見たりして、ゆっくり過ごすことにしました。
現在時間は午後5時15分。夕食時間が18時30分からなので、大相撲の取組が面白い終盤までに先に入浴を済ませることにしました。
風呂は1階奥の温泉大浴場で、海が見える開放感たっぷりの露天風呂も最高でした。泉質はしっとり、さらっとしていて、他の温泉で知る、ぬるっとしたすべすべ感とはまた違った感触のお湯でした。
温泉で汗を洗い流してさっぱりしたところで、部屋に戻るとちょうど大相撲の終盤戦が始まるところでした。それが終わるとTVは6時のニュースです。この日も東京都を最高に、新型コロナウイルス感染者数が拡大更新したとのニュースが真っ先に流れました。
こう連日、コロナ、コロナと感染者数の増加記録更新のニュースばかりされると、梅雨でうっとうしい毎日がさらにうっとうしく感じ、嫌気がさしてきます。
予定の夕食時間の18時30分となり、また面倒なマスクをしてお食事処「花かいろう」へと向かいました。
席に案内され、料理の説明を受けて、まずは生ビールで乾杯です。私の料理は「いやし御膳」だったのですが、メニューが豊富で、あとで注文した日本酒「黒牛」も最高に美味しく、超満足料理でした。
散会後、部屋に戻ると、もういつもの着床時間となっていましたので、酔いとともに自然に眠くなり、布団に横になると同時に熟睡し、次に気が付くと午前3時でした。
2020年7月31日(金) 晴れ
午前5時起床。最高に気持ちの良い朝を迎えました。温泉大浴場は午前5時30分からですが、10分前なので行ってみました。誰も来ていませんが既に準備が整っていたので、入らせていただきました。早朝の一番風呂は最高です。
部屋に戻っても、他の2人はまだ爆睡中でした。私ももう一度横になりましたが、30分もしないうちにみんな起きてきました。そして、朝食時間の7時30分までTVのニュースを見て過ごしました。
TVでは毎日のように新型コロナウイルス感染者数がまた増加更新したと、コロナのニュースばかりなので、旅行に来てまでこんなニュースばかりでは面白くありません。そんな会話をしている間に朝食の時間となりました。
このホテルも、朝食は普段バイキングとのことですが、今はコロナの影響で部屋ごとにテーブルに別れて個々に料理を用意してくれていました。ご飯と味噌汁は別に用意して運んでくれるそうですが、それでもすごいボリュームがあり、とても全部食べ切れそうもありませんでした。
でも、今回は出発時間を午前10時と決めたので、時間に余裕があることから、ゆっくり食べることでノツコツしながらもどうにか完食できました。
そして、朝食後しばらく部屋で休憩したのち、ホテル敷地内の展望散策コースを参加者5名でウォーキングに行きました。コースはA・B・Cの3コースありましたが、我々は最短距離のAコース(250m)で展望デッキまで行くことにしました。
ところが、散策路を入ってすぐに山道と化し、距離は短いとは言え、道の状況は完全に山歩き(山登り)です。しかも、暑い上に無風状態で、展望デッキまで登るだけで疲れてしまいました。まだ、天気が良いので、眺めが良かったのが救いです。
散策路Aコースをくるっと一周しては、ホテルの部屋に戻ってすぐに、2人は再び温泉で汗を流しに行きました。その間、私と他のメンバーはお土産の調達にフロント横の売店に行きました。ここでお土産を揃えることができて、気が済みました。
お土産を調達しチェックアウトを済ませては、荷物を車に運んで出発の準備をしました。一応、帰路は「とれとれ市場」に寄って帰ることに決めました。そして、全員準備出来次第、さぁ!出発です。
空は満天の青空で、夏そのものの蒸し暑さです。「とれとれ市場」では、他の参加者が買い物を楽しんでいる間に、私はトイレを済ませ、O氏、K氏に同行してソフトクリームをおごってもらいました。前のテラスで食べたのですが、暑いためかソフトクリームが柔らか過ぎるためか、融けるのが早く食べるのが忙しいほどでした。
「とれとれ市場」での時間は午前11時15分で、まだ少し昼食には早いため、帰路は高速を海南ICで降りて、海南市内の「丸亀製麺」にて昼食する予定で再出発しました。
そして、出発して15分程のところに位置する「海鮮せんべい南紀」へも立ち寄り、コーヒーの無料サービスを利用させていただくとともに、他のメンバーはお土産も購入され、しばらく休憩して帰路につきました。
白浜から高速へは「紀伊田辺IC」から乗り入れることになります。ここからは海南ICまで再び道なりで、およそ1時間で予定の「丸亀製麺」へと無事到着できました。
レンタカーは、一応予定どおり午後2時までに返却することにしていますが、ここでの時間が13:30と少し押し迫っていました。でも、急ぐ必要はありません。追加料金は10分単位で精算してくれるので、遅延しても迷惑にはならない仕組みです。
その後、昨日出発した喫茶店前に帰ってメンバーと散会し、燃料を満タン補充してレンタカーを返却したのが、午後2時10分でした。予定より10分の遅延なので、250円の追加料金で済みました。
今回は、コロナ渦中ということで、「わかやまリフレッシュプラン」を利用しての「安近短」な格安ツアーを計画しましたが、近場で一泊して遊ぶのも疲れ知らずで楽しいものです。
それから、追伸になりますが、レンタカー(日産セレナ)のトランクが狭く感じた件ですが、まだその下に、床下トランクがあることに気づきませんでした。 床下トランクを利用することで、まだまだお土産を購入しても大丈夫ですよ~!
それでは皆さん!お疲れ様でした。また、よろしくお願いいたします。







