宇治・平等院2015
建国記念の日の祝日、いつものメンバー4人(W氏、I氏、私 & マイワイフ)の中のI氏の提案により、京都への日帰り「電車 & ウォーク」の旅を計画しました。冬の日帰りの旅でもあるので、京都市内ではなく、昨年(2014年)9月に完成したとされる「国宝平等院鳳凰堂平成修理」により、きれいによみがえった平等院に行ってみたくて、メンバーのW氏に提案すると快く了承してくれました。また、I氏も平等院は初めての観光とのことで喜んで了承してくれました。
平等院へは、私は今回で3回目になるのですが、宇治市周辺及びJR奈良線沿線には観光名所が多く「冬の関西1デイパス」を利用して行く日帰り旅行には最適のコースだと思います。そんなわけで、この日はJR奈良線沿線の平等院から伏見稲荷大社、それに東福寺と周遊したのでした。
2015年2月11日(水)建国記念の日 晴れ時々くもり
最寄りのJR駅午前8時59分発の電車で出発し、JR奈良線にて宇治駅到着は午前11時30分でした。正午の昼食時間となると込み合うため、早い目に昼食場所を探すことにしました。平等院までの途中「旬と感の店 居酒屋 乱」という和食料理のお店を見つけました。
ちょうどタイミング良く、待つことなく座席に案内され、早速みんなでこの日のお昼の定食を注文しました。刺身も新鮮で天ぷら・味噌汁もとても美味しくいただきました。ご飯はおかわり自由でしたが、私はこれで満腹でした。また、リーズナブルな価格にも満足しました。
昼食休憩を済ませたところで、まずは平等院へと歩きました。参道にはたくさんの食堂や土産物店が立ち並んでいますが、先に昼食を済ませて正解でした。歩くことおよそ10分で、平等院に午後12時30分頃到着しました。
到着し、すぐにきれいに塗装し直されている「表門」に気付きました。早速、拝観受付を済ませて表門をくぐって進んでいくと、右手に「鳳凰堂」が見えてきます。以前訪れたときとは見違えるほどきれいに修復された鳳凰堂は、やはり何度観ても感動します。
その鳳凰堂内部を拝観するためには、さらに別の拝観料と、この日は「1時間30分待ち」でした。あまりにも待ち時間がかかることから、鳳凰堂内部の拝観はあきらめました。
やむを得ず、その後は阿字池を右に見てきれいに修復された鳳凰堂をカメラに収めながら「平等院ミュージアム鳳翔館」方面へと散策して回りました。外から観る鳳凰堂は、池のほとりもきれいに整備されているので、以前訪れたときに比べて随分印象が変わっていました。
鳳凰堂を観ながら、続いて「平等院ミュージアム鳳翔館」に入館しました。ここでは平等院の歴史と鳳凰堂内部の様子や各部が模型で説明されていて、平等院の博物館となっています。また、今回の鳳凰堂平成修理の様子が分かる写真も展示され、とても見ごたえがありました。
「平等院ミュージアム鳳翔館」を出て再び裏側から鳳凰堂を眺めると、屋根の葺き替えと同時に鳳凰も黄金色に塗りかえられ、光り輝いているのが分ります。また、複雑に組まれた梁や柱もきれいに塗り替えられているのがとても印象的でした。
平等院の拝観を終えて、お茶休憩にここから歩いて15分ほどのお茶とスイーツのお店「伊藤久右衛門」に行きました。
平等院からは宇治川に架かる宇治橋を渡ります。宇治橋からは歩いておよそ10分の県道7号線沿いに見えてきます。この日も大勢のお客さんで大繁盛の様子でした。ここでは人気の「抹茶パフェ」が食べたくて、満席の店内茶房にておよそ45分待ちました。
名前を書いて待っている間、お土産を吟味して回りました。宇治茶や抹茶をアレンジした数々のスイーツ等で、欲しい商品ばかりでしたが、歩いて持ち帰るのがたいへんなので、生チョコなどの軽い商品を少しばかり買いました。
そうこうしているうちに、やっと茶房の順番がきて名前を呼んでくれました。もちろん注文したのは4人全員「抹茶パフェ」です。テーブルに着いてから待つことさらに10分、やっと抹茶パフェが運ばれてきました。
伊藤久右衛門の抹茶パフェで至福の時を味わったところで、再びJR宇治駅に戻り、今度は同じ奈良線沿いの「伏見稲荷大社」へと足を伸ばしました。
伏見稲荷大社は、JR宇治駅から京都駅方面に6つ目の稲荷駅を下車してすぐの所にあります。大きな紅い鳥居が見えるので、すぐに分かります。お稲荷さんの総本宮として有名で、今日は「初午」とあって、大勢の参拝客等で賑わっていました。
私たちは、参拝というよりも観光なのですが、以前、お正月にここを訪れた時は、身動きができないと言っては大げさかもしれませんが、そのくらいすごい人が初詣に訪れていました。今日は、お正月ほどではありませんが、やはりここ稲荷大社は別格ですね!
そんなことを思いながら大きな鳥居をくぐっていくと、「外国人に人気の日本の観光スポット2014」で、ここ伏見稲荷大社が日本国内第1位を獲得したとの横断幕が掲げられていました。そういえば今日も多くの外国人(特に、韓国、中国等アジア系)に出会いました。なるほど!と思わせる状況です。
桜門をくぐって本殿にお参りし人の流れに流されながら進んでいくと、たくさんの紅い鳥居が立ち並び、まるで鳥居のトンネルをくぐっていくような「千本鳥居」と名付けられた参道があります。これら1本1本の鳥居にはすべて社名等が刻まれ、奉納者に応じて鳥居の大きさもまちまちなのが分かります。
伏見稲荷大社の境内は稲荷山の大部分を占めており、ちなみに、その広さは、なんと!甲子園球場(39,600㎡)の約22倍だそうです。すごいですね!
お稲荷さんの観光はこれくらいにして、続いて同じJR奈良線沿線で、ここ稲荷駅から京都駅方面へ1つとなり駅の「東福寺駅」で下車し、歩いておよそ10分の紅葉で有名な「東福寺」まで歩きました。
ここ東福寺には、9年前(2006年11月)にも訪れていますが、家内は初めてでもあるので、拝観をしようと受付前に向うも拝観時間は9:00~1:00で、時計をみると時間はすでに午後4時を過ぎており、断念せざるを得ませんでした。今日はここが目的ではないので、外観だけを見て、再び東福寺駅へと戻りました。
そして、京都駅近くの「餃子の王将七条烏丸店」で夕食を済ませて帰路につきました。もちろん、私は「餃子 & ニラレバ炒め & 生ビール」です。
「JR冬の関西1デイパス」を利用しての京都・宇治日帰りの電車 & ウォークの旅は、いつもの気の合う「山登りクラブ」のメンバーとの楽しい祝日の思い出の旅となりました。みなさん!お疲れ様でした!
それでは、今後ともよろしくお願いいたします!




