京都・平安神宮2015
今年の正月は、家内とふたりゆっくりするために電車 & ウォークにて一泊二日で京都に行くことにしました。そして、初詣は「平安神宮」と決めました。平安神宮に初詣に行くのは、以前(14年前)同じように正月休みを利用して美山町正月旅行に行っての帰りに立ち寄って以来のことです。天気予報では、年末から年始にかけて大きな寒波が押し寄せてくるとの予報が出ており、正月1日~2日は京都も雪になるらしいのですが、決行することにしました。
(2015年1月1日~2日)
2015年1月1日(木) くもりのち雪
JR駅午前9時45分発の電車で出発し、京都駅到着は正午の12時ちょうどでした。まずは、昼食を摂って腹ごしらえとするため京都駅前地下のポルタに行ってみました。なんと、どこもかしこも長蛇の列でたいへんな状態になっています。やむを得ず、最近食べていない「とんかつKYK」に並びました。
待つことおよそ30分、やっと入店できました。そして、ヘレとんかつを注文して食べ終わったら午後1時を過ぎていました。
さぁ!平安神宮を目指して出発です。行きは市営地下鉄を利用して東山駅で下車し、平安神宮までゆっくり歩いて行くことにしました。外はかなり寒く風も強いようでしたが、地下鉄ならその影響が少なくてすみそうです。
地下鉄は比較的空いていて、座って東山駅へと到着できました。そして、地上に出てみると、な、なんと大雪!?です。とても歩道を歩いて行ける状態ではありません。これはあきらめるしかありません。あっさりとあきらめました。
そしてまた、仕方なく京都駅へと戻ったのでした。そしてまた、地下街ポルタへと戻り休憩することにしました。ところがまた、どこもかしこも長蛇の列!最悪の状態です。そこでまた、やむを得ず、「ティーハウス リプトン」というお店の列に並んで待つことおよそ30分。午後2時45分頃になってやっと座ることができました。
抹茶パフェの濃厚な味を口に残したまま外に出てみると、まだ雪は降り続いています。これではもうどこにも行けないので、やむを得ず、予約しているアパホテル京都駅前にチェックインし、ホテルでゆっくり過ごすことにしました。
ホテルは京都駅から歩いて5分ほどのところにありますが、歩道に積もった雪の影響でスムーズに歩いて行けません。15分ほどかかってどうにか到着できました。
早速チェックインし、午後6時からバイキング形式の夕食をいただきました。その後、家内は部屋でテレビを見て過ごしましたが、私は夜の(夜といっても、まだ7時過ぎ)散歩に出かけてみました。
外はまだ雪がちらつき積雪はおよそ15cmほどにもなっていました。こんな大雪を見るのは何十年もありません。
記念にいくつかの雪景色を撮影しながら再び地下街へと向かい、折りたたみ傘が欲しくて散歩がてらに傘屋さんを探して回りました。
しかし、一通り回りましたが傘屋さんはどこにも見当たりませんでした。残念!仕方なくあきらめて、ホテルに戻りました。
2015年1月2日(金) 曇り時々晴れ
翌朝、午前6時起床。午前7時からホテルの朝食バイキングをいただいて、昨日は大雪で行けなかった「平安神宮初詣」のリベンジに向かう準備をしました。
朝食後、ホテルの外に出てみると、曇ってはいますが雪は止んでおり晴れてきそうな様子でした。支度を済ませて午前8時30分にチェックアウトし、積雪で滑りそうな歩道を歩いて京都駅へと向かいました。京都駅ではリュックサックをロッカーに預け、貴重品ショルダーだけを肩にかけて身軽なスタイルで平安神宮へと向かいました。
地下鉄「東山駅」を下車し「平安神宮」までおよそ10分を歩いて行くのですが、路面の雪の影響でなかなか進めません。転ばないようにゆっくりと、スマホのナビを使ってしばらく川沿いの細道を歩いて行くと、雪がかかる木立の向こうにうっすらと紅い大きな鳥居が見えてきました。
雪のため、東山駅を下車してから平安神宮の鳥居まで20分以上もかかりました。そして、大きい鳥居の前に立って14年前と変わらぬ参道の風景を思い出しました。
到着時間が午前10時前とまだ早いためか、参拝客は比較的少ないように感じました。光陰矢のごとし。14年前、本殿前の広い境内の砂利を踏んで歩きながら写真を撮ったことが目に浮かびます。
家内は参道で「たい焼き」を買って、頬張りながら平安神宮から真っすぐ南下しては「知恩院」へと足を運びました。知恩院へは7年前の正月にも「年末年始京都旅行」で来たことがありますが、再訪することにしたのでした。
ところが、現在平成の大修理中で、国宝の大きい三門も御影堂も見ることができません。この大修理は平成31年までかかるそうです。
仕方がないので、7年前にここを訪れて「大鐘楼」の大きい釣鐘を突かせていただいたことを思い出し、行ってみました。
その後、知恩院の階段を下り、円山公園方面に向かううちに空腹感を感じてきたので、時計を見るともう11時30分を過ぎていました。昼食場所を探さなければなりません。
スマホの周辺ナビでそば処を検索して行ってみましたが、どこも正月休みでした。やむを得ず、四条通りに出る途中に「そば処」ののぼりがたくさん立っているのを見つけ、空腹を満たしたくて何も考えずに入店しました。
店内は満席状態でしたが、5分程度待ってカウンターに案内され、席に腰かけてから舌代(値段表)を見て目が飛び出ました。お正月特別料金と書かれてはいましたが、なんと!一番高い「天麩羅そば」が2,000円?!ぶったくりです!でも「もういいか・・・」って感じで「なめこそば(1,700円)」を注文しました。
そばを湯がく最中に、店主は何やら店員に怒っているし…あまり雰囲気の良い店ではありません。それでも注文した「なめこそば」の大きい「なめこ」と出汁の味はまぁまぁでした。ただし、そばそのものの味には特徴はなく、普通って感じでした。
帰宅後、店名や口コミを調べてみると、店名は「へん古」です。口コミでは「値段が高い!」とあまり良い評判ではなさそうですね!やっぱり「急がば回れ」のことわざのとおりでした。
空腹感を満たし、その後、八坂神社にお参りしては、地下鉄「三条京阪駅」まで歩き京都駅へと戻りました。リュックサックをロッカーに預けているので、身軽に楽しむことができて最高でした。使わない手荷物はロッカーに預けて観光するのに限ります。
帰路は、京都駅から日根野駅まで「特急はるか」で、日根野からは快速で帰ることにしました。スマホのアプリ「駅すぱあと」で簡単に検索できるので、非常に便利です。京都駅に到着後、早速「みどりの券売機」で特急券(指定席)を購入し、その後、ゆっくりお土産の物色に回りました。
京都駅で購入した夕食の駅弁を「特急はるか」であわただしく食べるうちに日根野駅に到着です。ここで快速電車に乗り換えて出発駅に到着したのは午後7時20分頃でした。楽しい正月一泊二日の京都旅行は、あっと言う間に終了です。
帰った翌日の1月3日、インターネットでニュースを見て驚きました。そのニュースには次のとおり掲載されていたのです。
≪61年ぶりに積雪20cm超え 京都市≫
京都市大雪21センチ 観測史上4番目
京都市内は1日に続き、2日夜も大雪に見舞われた。京都地方気象台によると、3日午前0時現在、積雪が21センチを記録し、61年ぶりに20センチを超え、観測史上4番目の記録になった。同気象台によると、京都市中京区の観測地点では、1954年1月26日に41センチ、36年2月5日に32センチ、16年に22センチの記録が残る。京都市内では1日午後から激しい降雪があり、各地で高速道路や一般道、鉄道が混乱。2日の日中はいったんおさまったが、夜に入って再び激しく降り始め、通行止めやスリップ事故が相次いだ。
(京都新聞) 2015年01月03日 00時15分
こんな記録的な正月の大雪になっていたとは…。また、そんな京都でちょうど記録的な大雪に遭遇するとは…。これは記録しておくべき思い出です。





