黒部峡谷2014
【もくじ】
11/7>和歌山~魚津
11/8>魚津~宇奈月~欅平~宇奈月~魚津
11/9>魚津~和歌山
以前(4年前)立山黒部アルペンルートの旅に行ってから「黒部峡谷」にもずっと行ってみたいと思っていたのですが、今回、その思いを決行しました。11月に入ってからの週末がなかなかよい天気に恵まれずに迷っていましたが、この日の週末はどうにか晴れそうだったので、この機会を逃すと紅葉シーズンの見頃には今年はもう行けなくなると判断し決行に踏み切った次第です。その結果、現地を訪れた11月9日の日曜日、夕方までは「晴れ時々曇り」で、また最高気温も17℃とそれほど寒くもなく最高の旅ができました。
(2014年11月7日~9日)
初日は、午前8時43分発の「JR特急くろしお8号」で新大阪まで行き、新大阪からは「特急サンダーバード13号」で金沢へ、そして金沢で再び「特急はくたか15号」に乗り換えて魚津駅で下車し、楽天トラベルで予約している「アパホテル〔魚津駅前〕」へと午後3時ちょうどにチェックインしました。
アパホテル〔魚津駅前〕には連泊予約をしており、ここを拠点にして明日は1日かけてゆっくりと黒部峡谷の観光を予定しています。
JR魚津駅周辺の魚津市は比較的ひっそりとした町で、人通りはまばらでした。海岸線に近く蜃気楼が見える町としても有名です。宿泊のJR魚津駅隣にあるアパホテルからは海に沈む夕日が見えました。
夕食に出かけるとJR魚津駅前にはクリスマスツリーが飾られ電飾が点灯されていました。もうクリスマスの季節かと思うと、時の過ぎゆく早さを感じます。思えば、今回の黒部峡谷トロッコ電車への旅の計画も、決行まで既に4年以上が経過してしまったのですから驚きです。
夕食は歩いて10分ほどの県道沿いにあるカフェレストラン「ガスト」でハンバーグとカキフライセット & 生中1杯で済ませました。その後はホテルに戻って、「フィギュアスケートグランプリシリーズ第3戦中国大会」のテレビ放送で羽生結弦のショートの演技を応援して早い目に休みました。
いつものように午前5時に起床して出発の準備を整え、6時30分からのホテルの朝食バイキングを済ませてはJR魚津駅の西隣にある富山地方鉄道「新魚津駅」に向かい、午前7時47分発の急行電車の到着を待ちました。
ところが、発車時刻の5分を過ぎても電車が来ませんでした。するとホームのアナウンスが流れ、到着予定の急行電車は途中の駅で故障して動かなくなったとのこと。次の8時17分発の電車到着まで待ってほしい・・・なんて!😥トロッコ電車宇奈月駅9時21分発の切符をネット予約しているのに...。
後の電車の宇奈月温泉駅への到着時刻は9時2分とのことですが、やむを得ないので、ぎりぎり間に合うかと思い事前に宇奈月駅へ事情を電話で連絡しておき、仕方なく次の電車の到着をホームで30分間待ちました。(写真2枚目:ホームの向こうに写っているのがアパホテルです。)
そして、やっと8時17分発のワンマン電車が到着し、予定の時刻通り終点「宇奈月温泉駅」に到着するや、トイレを済ませては徒歩2分離れた黒部峡谷鉄道「宇奈月駅」へと急ぎました。
ところが、駅のきっぷ売り場は人で溢れていました。ネット予約の1番窓口でさえ何組も並んでいましたが、どうにか発車3分前で間に合いました。
ようよう改札口は通過できたのですが、乗車整理券に記載の18号車は最後尾に近く、なんとか走って乗れました。
そこで、またしても失敗!ネットで特別客車(窓付)を予約していたものだから、寒さのためか、またこの特別客車が満席で、向いの客とも膝を突き合わせられず身動き取れない狭さに心の中で泣きました。
そんな身動き取れない狭さのため、窓越しに写真も満足に撮れません。本当に最悪でした!
そして、終点「欅平駅」までの1時間20分を特別客車(我慢客車?)で辛抱させていただきました。
欅平に到着後すぐに帰りのきっぷを購入しておきました。先に買っておかないとまた行列に並ばなければ買えないことになり、次の電車に乗り遅れることになるからです。きっぷを買ってさえおけば、ゆっくり散策を楽しめます。欅平は、ちょうど紅葉真っ盛りで、ここでは憩いのひとときを味わうことができて、最高でした!
欅平で絶景を眺めての最高のひとときを味わった後、再び欅平駅11時46分発のトロッコ電車に乗り、帰りはゆっくりと黒部峡谷の絶景をカメラに収めながら宇奈月駅へと向かいました。
黒部川沿いを下るトロッコ電車からの風景は、紅葉と共に最高の旅気分を味わうことができました。欅平から宇奈月行きトロッコ電車は、黒部川に沿って下って行くにもかかわらず「上り電車」なんですって!だから、反対に宇奈月から欅平行きは「下り電車」ということになりますね。なんだか変な感じです。
宇奈月駅周辺からの風景もまた格別で、色づく木々とトロッコ電車の走る風景が旅の情緒を引き立ててくれます。行きの「下り電車」は鮨詰め状態で、我慢の長い1時間20分でしたが、帰りの「上り電車」は、ゆったりトロッコ電車の味を味わいながら走る楽しい旅ができました。
訪れた観光客が多いはずです。宇奈月駅前駐車場はどこも満車状態で、しかもバスツアー客が加わります。紅葉シーズンの真っただ中とあって殺到した模様です。私は電車を利用したので、渋滞もなく楽に来れて大正解でした。
帰りは宇奈月温泉駅前の土産物店に立ち寄りながら再び富山地方鉄道を利用して新魚津駅へと戻りました。そして、なんと!帰りの電車は「アルプスエキスプレス」に乗ることができました。
この電車は大自然との調和をモチーフに製作された観光列車で、木をふんだんに使ったインテリアで温かみと高級感に溢れる車内空間が売りとあって、最高の乗り心地でした。
その後、連泊のアパホテル〔魚津駅前〕に戻っては、今夜も「フィギュアスケートグランプリシリーズ第3戦中国大会」のテレビ放送にて、羽生結弦選手のフリーの演技を応援して休むことにしました。
そこで、6分間の公式練習中に羽生選手が中国選手「閻 涵(エン カン)」と激しく衝突するアクシデントがありました。それでもアクシデントを乗り越えて出場し、どうにか2位となり、その根性に感動しました。
この夜は、なぜか羽生選手の不運が目に焼きついて熟睡できませんでした。
今日も午前5時に起床し、ゆっくりと帰る支度を進めながら6時30分からの朝食バイキングを頂きました。そして、魚津駅を午前8時7分発の金沢行きに乗って帰路に着きました。
帰りはゆっくり1日かけて特急電車は使わずに普通電車と新快速、それに紀州路快速を利用して、途中の駅で休憩しながら帰りました。
帰着時間は午後5時20分頃になったので、駅を出た時はすでに日が落ちて薄暮となっていました。今回、思いつきで決行に踏み切った二泊三日の「黒部峡谷トロッコ電車」の旅は、振り返ると、私にとって忘れられない思い出の旅となりました。








