善峯寺・石清水八幡宮2009
2009年も、もう暮れようとしています。月日の経つのが早くて自分を見失いそうになってしまいます。ここで少し気分転換をとの思いから「JRおでかけネット」をみていると「冬の関西1デイパス」という乗り放題きっぷが出ているのを知りました。このチケットには京阪電車1日乗り放題の「京阪フリーチケット」引換券も付いている上に、当日の購入も可能なので、私には非常に魅力的なチケットでした。よし!とばかりに今回もまた「思い立ったが吉日」ですが、天気もまぁまぁ良さそうだし、このチケットをフルに活用してストレス解消に出かけることにしたのです。
2009年12月27日(日) 晴れ
行く先は京都の西山にある「善峯寺」です。ここには天然記念物の枝が横に40mも伸びている樹齢約600年という見事な五葉松があるというので、まず、これを見に行くのが今回の目的です。
日帰りは、いつものように早朝出発です。最寄のJR駅で「冬の関西1デイパス」を購入し、午前7時過ぎの快速に乗りました。年末の日曜日ではありますが、比較的空いていて、座ることができてラッキーでした。
最初に目指す駅は京都の「向日町駅」です。電車は車と違って渋滞も無く、時間どおりにスムーズに行けるので、最高です。向日町駅に到着は午前9時前でした。ここからは阪急バスに乗り換えて、山門下の善峯寺停留所まで行きます。待つことおよそ20分、善峯寺行きのバスがやってきました。
バスは山門下の善峯寺停留所まで30分かかります。何と言っても京都・西山の中腹まで行かなくてはならないのですから、やむを得ません。向日町から大原野方面へ向かうと、バスの車窓から竹林があちこちに見えてきます。この辺りは竹の町と言われるくらいで、なるほど!と、うなずかされます。
狭い通りを対向車をすり抜けるようにしてバスは進みます。やがて山間へと入っていくと善峯寺停留所へと到着です。このバスの乗客は、私を含めて7名です。やはりお正月の初詣前ということもあって、この時期の参拝客は少数のようです。
善峯寺へは、バス停から九十九折れの坂道を登っていくのが近道になっていて、東門へと通じています。ここまで来るだけでも、結構な運動になります。東門は建て替えられて新しく、とてもきれいでした。この先が車で参拝される方の駐車場になっています。
東門を通り抜けて少し進むと、間近に大きな山門が迫ってきます。山門までの奥行きがあまりないので、全貌をカメラに収めることはできません。そのため押し迫ってくるように感じます。そして、山門が拝観の受付になっています。
受付を済ませて階段を登っていくと、目の前に大きな本堂があります。その横の階段を登ってすぐ右に、今日の目的である「五葉松」が見えてきました。それは一目見ただけでびっくりするほどで、想像を絶するものでした。
この五葉松は、高さは2.3mと低いものの、そこから伸びる太い枝が西へ25m、北へ12mも伸びているのです。伸びているというより、このような剪定により伸ばしているといった表現の方が当たっているかもしれませんが…。「新日本名木100選」に選ばれています。
今まで見たこともない長く横に伸びる枝をもつ五葉松は「遊龍の松」と名づけられ、その名のごとく、横に伸びる太くて長い枝は、まるで龍が遊んでいるように見えます。本当に凄いの一言です!
ここ善峯寺の境内は、西山の山頂へと3万坪も広がっており、山頂の奥の院からは京都市内が眼下に見渡せます。この日の午前中は曇り空だったため、はっきり見えなかったのがちょっと残念ではありますが、晴れていれば京都タワーもきれいに見えるそうですよ。
善峯寺の境内を一周して回り、午前10時51分発のバスに乗って、元のJR向日町駅へと戻り、今度は「冬の関西1デイパス」に付いている「京阪フリーチケット」引換券を利用して、さらにプラス「男山ケーブル1日乗り放題」ということだったので、「石清水八幡宮」にも足を伸ばして見ることにしました。
その前に、京都駅でお昼前になってお腹も空いてきたので、まずは、いつもの京都駅前地下街「Porta」のレストランにてお昼ごはんにしました。メニューは私の大好きな「オムライス」です。探してみるとありました。名前はなんと「卵と私」だって!
まだ正午前だったので、私の一席だけ空いていました。ラッキー!!私が入店したあとは、ずっと満席状態で、待ち客で溢れてきました。本当にタイミングが良かったです。「ポムの樹」と同じ名前の「チーズインオムライス」を食べましたが、味は「ポムの樹」の方が私には口に合っていました。
さぁ!お昼ごはんを済ませたところで、今回のJR西日本「冬の関西1デイパス」に付いている「京阪フリーチケット」引換券を利用して、早速「石清水八幡宮」へと向かうことにしました。「京阪フリーチケット」に引き換えできるのは、京阪電車の京橋駅か東福寺駅に限られているため、まずはJRで京都駅から東福寺駅に行き、東福寺駅で京阪電車に乗り換えることで同時に「京阪フリーチケット」に引き換えることにしました。
石清水八幡宮は京阪電車の八幡市駅で下車し「男山ケーブル」に乗れば便利です。男山ケーブルは八幡市駅を出てすぐのところにあり、15分間隔で運転されています。男山山上駅からさらに5分ほど歩くと石清水八幡宮へと到着です。この日は年末とあって、迎春の準備で忙しそうでした。
「石清水八幡宮」は【〝やわたのはちまんさん〟と親しまれる当宮が鎮座する八幡市・男山は木津・宇治・桂の三川の合流点を挟んで天王山と対峙する位置にあり、京・難波間の交通の要地であります。】と公式ホームページに記されています。また、政治上、信仰上の要の地に祀られた神社とされるそうです。凄いね!
日が短いため、あまりゆっくりもしていられません。時計を見ると、もう午後2時前です。遊んでいる時間がなぜこんなにも早く過ぎていくのでしょう?そうだ!もう一つ観たい所があったんだ!木津川、宇治川、桂川の三つの川が合流する場所が見える展望台、この展望台ってどこにあるの?
通りがかりの人に尋ねてみると、ケーブル山上駅のすぐ前の道をまっすぐに進んで階段を上がった所だと教えてくれました。行ってみると「展望台」の看板がちゃんとありました。次のケーブルが下る時間を見計らって行ってみることに…。
うう~ん??川は見えましたが、どこでどう合流しているのかが、ちょっと分かり辛かったです。でも、天気が良かったこともあり、とても眺めが良くて気持ちよかった!😅というのが感想かな。目の前の森がなければもっと良かったかな。
まぁどうにか納得!そこで京阪沿線ということもあり、ふと思いついたのが「伏見桃山城」です。せっかくの乗り放題きっぷだから、ちょっとだけでも立ち寄ってみようと思ったわけです。思いついたら、即!行動!です。
男山ケーブルで元来た八幡市駅に戻って「伏見桃山駅」で下車。運動のためにも「伏見桃山城」を目指して歩きました。しかし、時間は既に午後2時40分を過ぎています。どうにか公園入口まで行きましたが、このまま行って帰るだけでも1時間を要することから、今日はあきらめて引き返し、帰路に着くことにしました。
いくら「一日乗り放題きっぷ」だからといっても、観光する時間が必要だから、行ける所が限られてしまいます。だから、元を取ろうなんて考えてみたところで無駄なことでした!まぁ…これだけ行ければ、充分に元は取ってるつもりですけどね。😁
帰路は、京阪電車で京橋駅に行き、ここでJR線に乗り換えて帰ることにしました。とにかく日か短いので、このまま急いで帰っても、帰宅時は真っ暗です。早朝に出発して「一日乗り放題きっぷ」を利用しても、夜遅くなると翌日に差し支えます。明日は今年最後の仕事納めです。今日はこのくらいにして、また「電車 & ウォーク」にしよう!



