京都・大原三千院2004
2004年11月23日(火) 晴れ
今年も紅葉狩りを愉しみに、京都は大原「三千院」を訪ねました。今回は、妻とふたりでの車による日帰りツアーです。昨年の秋も、とても暖かい秋でしたが、今年の秋も昨年と変わらないくらいで、寒さの訪れが遅いためか、紅葉の良さは今ひとつのようです。
早朝、5時過ぎに自宅を出発し、阪和自動車道から名神自動車道を利用して、京都まで一気に車を進めました。三千院到着は、午前8時30分でした。こんなに早い到着でも、既に多くの観光客が次々と訪れ、周辺の駐車場は、すぐに満車となりそうです。
ゆっくりと進む時間の経過を楽しむようにして、ひととおりの拝観を終える頃には、境内は人で埋め尽くされていました。やはり、さすがに京都って感じですね。大きな杉の木立からもれる朝陽の木漏れ日が、苔むす庭に柔らかく降り注ぎ、黄金色の紅葉がきらきらと輝いて見えます。
この豊かな風情と美しさは、遠く平安時代から受け継がれてきた京都ならではの、正に日本の原点を思わせるものです。
三千院の拝観を終え、ここから車で5分ほどの「寂光院」へ立ち寄り、約1時間の散策を愉しみました。寂光院は、一昨年の放火に伴い焼失した本堂の復元中で、拝観はできますが、少し残念な思いがしました。
昼食の時間が近づくと、楽しみにしていたお好み焼きが待っています。その名も昔ながらの「お古乃美焼 壹銭洋食」です。カーナビを頼りに見つけました。近くに空いた駐車場が見つからず苦労しましたが、どうにか一般の駐車場に入れることができました。車で来ると、移動に便利な反面、車を降りて行動したいときの駐車場探しがたいへんです。
ここ「壹銭洋食」は、「戦前に食べた懐かしの味を」と、屋台で売り始めたのがきっかけだそうです。薄く伸ばした生地の中には、コンニャク、天かす、エビ、ショウガ、玉子など具だくさんで、昔の味そのままでした。懐かしい味に舌鼓を打ち、もう一枚食べたい気持ちにさせられます。一緒に注文した「冷やし飴」も、とっても美味しかったです。これも正に古都京都ならではの味わいで、超おすすめの食べ処です。
昼食を済ませた後は、ここ京都で有名な喫茶店へとまた、カーナビを駆使して向かいます。ところが、目的の店に到着するも、既に閉店されていました。止むを得ず、その真向かいにあった喫茶店で、ゆっくりコーヒータイムとしましたが…古いガイドブックを頼りにしているようでは、このようなことも起こるのは、ある程度仕方のないことかもしれませんが、誠に残念!!でした。
時間も、午後2時30分。遊んでいるときの楽しい時間は、あっと言う間に過ぎ去っていきます。早い目に帰路につかないと、渋滞の渦に巻き込まれてしまいます。そう思って、お土産屋さんを探しながら、京都南ICへと向かいましたが、ここでルートを誤って、車は、京都大学の文化祭の賑わいの渦に飲み込まれ、前進を阻まれてしまいました。
これで、およそ40分間足止めを食らってしまい、結局、京都南ICへ着いたのが午後3時30分でした。少し出遅れたかのように思いましたが、その後、車は、予測していた渋滞もなくスムーズな流れで、岸和田SA到着は、午後5時45分頃でした。
天候に恵まれた古都京都の紅葉ドライブで、今回も愉しい一日を過ごすことができました。


